森下ゼミ5期生(3回生)、今年の探求テーマは「書店とコミュニティ」。今や絶滅危惧種と言われる「街の本屋さん」の活動を通して、コミュニティビジネスの大切さを学んでいきます。そのキックオフイベントとして、丸善ジュンク堂書店の福嶋聡さんからテーマに関するレクチャーをいただき、今後、年末の成果報告会に向けての研究、フィールドワークをグループごとに展開していきます。

学生活動状況報告

産学連携先:株式会社丸善ジュンク堂書店

 昔の書店は駅前や商店街に多く存在し、またお客様との近い距離感にあり、コミュニティ環境下にあったことがわかりました。 しかし、立地の良さからドラッグショップやビルの建て替えなどで他の業態に変化したり、個人情報保護法の影響などにより、お客様の情報を知らない(知る必要が無くなっている)ことが当たり前にもなり、コミュニティとしての魅力が減少していきました。 これを聞き、私はコミュニティビジネスにおいて重要なのは顧客のファン化がポイントになってくると感じました。 コミュニティビジネスを展開させるには、その地域の人やその地域に訪れる人、地域環境を大切にしなければなりません。それが信頼性を高め、顧客との関係性に深みが生まれ、リピートに繋がり、ビジネスにおける社会資本のような顧客にとってなくてはならない存在になっていくのだと考えます。 「なくてもかまわない存在」ではなく、「なくてはならない存在」に顧客に対して浸透させていかなければなりません。 「なぜその店に行かなければならないのか」という理由づくりが大切。その理由の中に顧客の課題があるので、顧客にとっての「理由」に注目していくことがキーになってくると感じました。 「通う」ことでその場所の魅力や価値に気づけることがあります。 顧客に「通いたい」と思わせる→顧客の選択肢の中に入れる→選択肢から消えない(当たり前の存在、なくてはならない存在、飽きない存在)存在にしていくことが重要だと感じます。
流通学部 3年 藤岡 桜子

ゼミ集合写真

参加学生一覧

高松 優子、徳永 琴音、石井 奏百、上村 茉里安、大川 夕夏、川内 美優、須藤 聖悟、玉置 真優、出口 統一朗、中村 澄華、西井 瑞稀、西村 学人、野村 香乃、濱野 大二郎、菱川 悠飛、藤井 大介、藤岡 桜子、正木 初花、水島 蓮、向井 優香