コーディネーターをお願いしている中立さんと雑談している中で、「ゼミ生が現在企画している商品開発案が実現可能かどうかを、当事者の私と松倉茶舗のご主人とのやりとりを彼らにライブで見せることで、ビジネスをよりリアルに学習してもらおう」ということになり、あべのハルカスキャンパスに松倉正一さん(阪南大学商学部時代の大先輩!)にお越しいただき、ゼミ生からの提案に対して今後のクリアすべき課題、ビジネスとして成立させるための留意点などをご教示いただきました。
 ゼミ生にとっては、ゼミや講義で教えている内容をより実践的に学ぶ機会となり、活発な質疑応答も出来、ゼミ担当教員として彼らの成長を実感できる機会にもなりました。
 そして、どのグループの提案も前向きな評価をいただき、企画実現に向けて弾みがつきました。

学生の声

 中立さんから頂いたアドバイスを元に、今回作成したロゴに合うようなコンセプトとして、「かわいい堺」にしていく方針が決まった。
 今の堺に恋しての店舗は率直に言うと、「堺の寄せ集め」という状態になっているように感じている。それを店内から店員の格好までガラッと一転させ、徹底的な雰囲気作りで、まずは新たな形を地域の方々に知ってもらえるようにしていきたいと考えた。
 また、ロゴには、堺を代表するお店になって欲しいという願いがあるということを伝えたい。ロゴを通して拡散し、堺のここにしかないお店としての差別化を図り、うまく集客まで持っていければいいなと考えている。
 今回、中立さんと松倉さんのプロとしての話し合いに立ち会えたことで、新たな考え方が発見できたため、よい機会だった。今後のゼミ活動では、上記を提案するためのパワーポイントの作成を進めていき、上手く結果に繋がるような説明ができるようにしたい。また、お店が完全に若者向けになっていくにあたって、変えたくないところや譲れないポイント、曲げたくない考えがあるのかどうか聞いてみたい。
濱田 綾夏