マーケティング戦略論を学ぶ講義で、その理論がいかにビジネスの現場に活かされているかを学生が認識する機会として、「旅×モデル」・・・「旅/観光/PR/地方創生/SNS」に特化したモデルとして活躍する ほりいみほ さんに特別講義をお願いしました。
現在、チェコ親善アンバサダーを務める彼女が、それに任命されるまでのプロセス(失敗を恐れないチャレンジ精神)、チェコの素晴らしさを日本人に伝えるための着眼点(周囲の国との差別化、「あるものさがし」)、コロナ禍の中で顕在化してきているホテルステイ、ワーケーション等の需要を如何に今後の観光、地域創生戦略に結びつけるか(「ありそうでないもの」)・・・といった興味深いお話の数々。
教員である私は、ほりいさんのお話を追いながら、そのエッセンスをこれまでの講義で話してきたキーワードに結び付ける形で板書し、受講生の理解促進に努めました。
受講生からも「いままでの講義の復習にもなり、わかりやすかった」と概ね好評であったので、このスタイルの講義を今後も増やしていきたいと考えております。

学生の声
4119211 藤原 竜心

これまでの「マーケティング戦略」講義で出てきた重要なキーワードを、ほりいさんのこれまでの活動に当てはめながら聞くことができ、とても勉強になりました。
モデル、インスタグラマー、チェコ親善アンバサダー、インフルエンサー・・・といった多くの肩書を持つことが重要なのではなく、それらを組み合わせて付加価値を付けた情報を独自に発信できることが差別化につながっているのだと実感しました。
そのうえで、チェコの(全く知られていない)地方部の歴史、文化、産物等をうまくPRすることによって、かつて講義で学んだ「JR九州」の事例のように、地域の人々との「価値共創」が実現し、観光客の増加につなげることができると考えました。