キャリゼミ2016中間報告 経済学部 三木ゼミ 4年生

活動の目的及び取り組む課題

 本学建物の照明は、一部の新しい建物(50周年記念館、ハルカスキャンパス)を除きLED化が進んでいない。大学という公共性の高い組織としてはCSR向上のためにも省エネ化を推進するべきと考えるが、年間点灯時間が短いため初期投資コストをなかなか回収できず、建物についてはLED化が進んでいないのが実態である。この状況は本学以外でも同様であり、全般的にLED化があまり進んでいない。一方で省エネ法により2020年を目処に全てLED化しなければならなくなる可能性があり、残された時間は意外に短い。
 本活動では株式会社カネヒロデンシのご協力のもと、大学がLED照明化実現のための課題を克服する方法を学生が検討・提案し、カネヒロデンシに提言する。また、LED照明化の推進を通じ、本学のCSR向上及び消費電力低減・地球温暖化防止に貢献する。また、本学建物でシミュレーションの手法を確立し、学外の施設に対しても同様の提案を行う。

活動内容

 大学のLED化が進まない主な原因は、長期休暇中は教室の照明をほとんど使わないため、点灯時間が一般のオフィスに比べ短く、LED照明導入による消費電力削減効果が比較的小さいことにある。
 この活動では、まず本学をモデルケースに、建物毎に照明器具の数量及び点灯時間を調査し、LED照明導入による初期投資と電気料金削減効果をシミュレーションすることにより、初期投資回収期間を計算する。大学は消費電力削減効果が小さい、ということは初期投資を極力抑える必要があり、その方策についても検討し、カネヒロデンシに提言する。ここで確立した手法を、本学以外の建物に応用し学外の施設に対しても提案活動を行う(但し本学建物の多数または全てをLED照明化することとなり、本学建物の対応で手一杯になってしまった場合は、学外に対しては実施しない可能性がある)。
 検討及び提案作成においては、株式会社カネヒロデンシの全面的バックアップをいただく。また、カネヒロデンシが実際にLED照明を導入した学校またはオフィスを見学させていただき、自らの目で従来の蛍光灯照明との差についても確認する。
 

【中間報告】代表学生から活動状況

 今期の活動は、LED照明導入による初期投資と電気代を中心とするランニングコストを計算し、何年で初期投資を回収できるかをシミュレーションした上で施設課への提案を行うことを目標に行ってきました。昨年からの引き続きということもあり、本学の8号館を対象に施設課との協議を何度か重ね、『廊下の器具は錆びているものだけでなく全て取り換える条件でコスト計算を行ってほしい』という要望を受け、交換対象の器具の個数を数え直しました。その結果をシミュレーションし直し資料を作成の上、施設課へのプレゼンテーションに臨みました。結果としては予算の都合上、今年度は1つの教室で試験導入してみたいという形になりました。また、本学生協や大阪のある商店街がLED照明の導入を視野に入れているという情報を受け、同様の導入提案を行いました。形に残る成果をあげることが難しい活動内容でしたが、LED照明の導入提案を通じて様々な方と議論を重ねた経験は、かけがいのないものであると実感しています。

経済学部 4年 松本 光司

参加学生一覧

松本 光司、李 章徳

連携団体担当者からのコメント

株式会社カネヒロデンシ 倉知 一哉氏

 8号館の照明の本数及びワット数を1つ1つ数えるなど、地道な作業が多く大変だったと思いますが、何とか施設課さんへの提案までこぎつけて頂きありがとうございました。LED照明の導入はすぐに効果が表れる非常に実践的な省エネ活動です。LED照明の導入で一番大変な「現状の照明の確認作業」をやり遂げて頂いた努力が実って貴校の「省エネという社会貢献」、「地域社会へのアピール」に結び付けて頂ければ幸いです。この活動が貴学の照明のLED化促進の引き金になってくれることを期待しています。近い将来のLED化の試行あるいは本格導入が行われる際には、弊社も是非参加させて頂きたいと考えています。引き続き宜しくお願い致します。

活動日程

4月:LED照明化を検討する建物の選定(施設課と相談)
5〜6月:本学の建物内照明器具の数量及び点灯時間を調査
7〜9月:カネヒロデンシと合同で、初期投資及びLED照明導入による電力料金削減をシミュレーション
10月:本学施設課に「本学蛍光灯のLEDへの置換え」を提案
1月:カネヒロデンシに「大学へのLED照明導入手法」について提言・報告

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