流通学部 早乙女ゼミ 南河内のスポーツ資源を活用した地域活性化

 2019年のラグビーワールドカップを皮切りに、2020年に東京オリンピック、2021年には関西でワールドマスターズゲームズが開催されます。それに伴って、近年、スポーツが地域社会に及ぼす多様な影響力への注目が高まっています。そこで、本キャリアゼミでは南河内のスポーツ資源を活用して地域を活性化させる方策について検討・実践することを目的としました。
 私たち早乙女ゼミでは、学生の興味に合わせて複数のチームを作り、そのチームごとに上記の目的を達成する活動に取り組みました。1つ目のチームは、松原市民を対象として「スポーツをする機会」を提供することをテーマとしました。学生たちがこれまで続けてきたダンスやバスケットボールなどの競技から鬼ごっこ、ドッジボールといった小学生の定番の遊びを楽しむ機会を定期的に創出してきました。
 2つ目のチームは、全国トップレベルの競技力を有する本学サッカー部の試合を盛り上げるための活動に取り組みました。学内や大学の最寄り駅周辺、大学近隣の飲食店などでの広報活動や、SNSを活用したキャンペーン、試合当日の会場を盛り上げる企画などを実現し、サッカー部の認知度向上に貢献しました。
 第3のチームは、オリックス・バファローズと富田林市、本学の産官学連携による「2015富田林ドリームフェスティバル(バファローズの2軍戦)」の観戦者調査と飲食ブースの出店に挑戦しました。調査チームは、半年以上の準備期間を経て2015年7月25日に観戦者調査を実施し、30℃をこえる暑さの中、約400部のアンケートを回収しました。その後、集計・解析・発表準備を進め、2015年11月に行われた「6大学合同報告会」では、100名をこえる参加者の前で調査結果を報告しました。
 飲食ブースを出店した企画チームは、予期せぬトラブルや様々な事情によって自分たちの企画が思うように進んでいきませんでしたが、最終的には何とか富田林の名産であるナスを使った「ナスカレーバーガー」と「カルピスかき氷」の販売にたどり着きました。この活動に関わった感想について、石井君に報告してもらいます。

参加学生一覧

金井翼、安積つかさ、有川征希、石井友和、板本一真、伊藤美奈、岡本理沙、小川司、開野優香、岸本真輝、小六雄樹、阪口笑里、中條暁、中島悠吾、中田一輝、西野祐司、藤井一圭、藤原史也、松井結芽、三木春佳、村中美月、山本将行、横山祐登、和田智樹、室勇介

学生の感想

流通学部 石井 友和

 2015年富田林ドリームフェスティバルでの企画を進めるにあたって、私はチームのリーダーをさせて頂きました。約半年間の活動中は、今まで経験したことのないことの連続で上手くチームを引っ張っていけませんでしたが、他のメンバーが私を支えてくれたことで何とか企画を成功させることができました。
企画を進めていく中で特に苦しんだのは、準備段階から当日にかけて多くの予期せぬトラブルに見舞われたことです。例えば、他の自治体の夏祭りで食中毒が発生したことで本番の約1週間前に予定していた3つのメニューのうちの2つを変更しなければならなくなってしまいました。その中でチームのみんながアイディアを出し合い、役割を分担して何とか新メニューを考えることができました。その結果、目標以上の売り上げ数を達成することができました。何より、お客さんの笑顔と、たくさんのお客さんから「おいしかったよ」や「ありがとう」の言葉を聞けたことが嬉しかったです。

教員のコメント

流通学部 早乙女 誉 准教授

 昨年度に引き続き、「やりたいことをやる!」というテーマのもとに、学生が自分自身の興味・関心に合わせて各々の課題を設定し、その解決に取り組みました。その中で最も重要視したことは、「常に目標を意識してチームでPDCAサイクルを回す」です。
 この2,3年の学生たちの活動を見ていると、チーム内での役割分担や連携、事前準備が疎かになる傾向があります。そこで今年度は、とにかく事前にチーム内で打ち合わせを重ねて意見を言い合い、入念な計画を立てることにこだわりました。加えて、活動が終わってもやりっ放しにせず、またチーム内で打ち合わせをして良かった点と改善点をレポートにまとめることにも注力しました。
 このような活動を経て、「失敗を恐れず挑戦する」、「失敗しても良いけど準備と振り返りは入念に」、そして「また挑戦する」ことの重要性を理解してもらえれば幸いです。これからも長い人生の中で何度も挑戦し、自分が情熱を傾けられる活動に積極的に関わっていって欲しいです。