2014年 リーダースキャンプ実施

 平成26(2014)年2月6日(木)、7日(金)の2日間、体育会クラブ、文化会クラブ、大学祭実行委員会、代議員会の代表者等約100名を対象にリーダースキャンプを実施しました。
このリーダースキャンプでは、各クラブ、団体の新しい幹部学生を対象に、クラブ・団体運営に関する必要なルールや知識、情報等を習得する点と普段交流する機会のない各団体所 属学生との懇親を深めてもらう機会として毎年実施しています。
 今年は、実施内容を大幅に見直し、例年までの学外施設を利用したリーダースキャンプを学内実施としました。
 学内実施のメリットとしては、移動時間の短縮にともない研修時間をしっかりと確保できる点です。
 2日間のプログラムとしては、全体講習会、各団体別講演会、全体グループワーク、各団体別討論会、総括という内容です。

 第1日目は、全体講習会として「コンプライアンスの大切さ」の講義で、最近の各大学のクラブが起こした不祥事に関して、刑事事件にはなってはいないものの大学としての社会的責任が問われる事件が生じているといった現状を学生自身が知ることで、責任ある行動をとることの重要性を改めて学生自身が認識していました。
 午後からは各団体別講演会を実施。体育会クラブは、「栄養学」として島田病院の管理栄養士である角野氏から、管理栄養士の立場からトップアスリートの目的に沿ったカロリーメニューなどの紹介、偏った食事ではスポーツ選手としてコンディションを維持することが難しいことなどをレクチャーしていただきました。
 文化会クラブは、「コーチングスキルを身につけよう」として学生課長から、リーダーとしてクラブ運営、管理をしていくうえでのノウハウをレクチャーしました。
 大学祭実行委員会・代議員会は合同で、「イベント運営のノウハウ」として株式会社共栄企画の阿部 氏から、イベントを成功させるためには、目的を明確にし、実現するために何を準備すればよいのかといった内容のレクチャーをしていただきました。
 各団体別講演会後、全体クループワークでは4〜6名のグループに分かれ「学生のモラル向上」と題して、自由な発想で、社会に対してどんなことに協力できるのか、また役立てられるのかといったことをグループごとで議論し、発表してするといった形式で実施。非常に白熱した議論が交わされ、授業に関する評価、喫煙マナー向上、公共交通機関の利用時のマナーアップなどに関して様々な意見が出されました。

 2日目は、各クラブ、団体をホームページ等で紹介する際、より分かりやすく、また興味を持ってもらうような見せ方等を本学学習支援室の担当者から講演してもらいました。講演の最後では、各クラブ、団体のキャッチフレーズを考えてみるといったことも実施し、各クラブとも真剣に取り組んでいました。
 もう一つの講演は、「クラブ会計の大切さ」として、本学経営情報学部の中條氏が、各クラブ、大学祭実行委員会の予算と決算がなぜ必要なのか、特に決算の持つ意味と重要性についてレクチャーしていただきました。今まで何気なく予算執行していたクラブ学生にとっては非常に衝撃的で、予算と決算の大切さを改めて認識するよい機会となりました。
 その後、学生課から実際の予算執行に関する手続方法や各種申請関係書類に関する諸説明を行いました。
 この2日間を通じて、各クラブ、団体所属学生がどのような目的をもって活動し、与えられた予算をどのように使うかなど、各個人が責任ある行動を取ることの重要性を認識できた研修会であったようです。