2014.6.2

松原ブランド研究会 第17回研究会・第Ⅴ期総会を開催しました

松原ブランド研究会 第17回研究会・第Ⅴ期総会を開催しました

松原ブランド研究会目的・目標

 当研究会は、松原市および南河内における地域ブランドの創設・育成・発展に資するため、現在の地域名産品が直面している課題について、産官学に加え、広く一般の市民の皆様にも参加を呼び掛けることで、そうした課題解決へと向けた施策を練り上げるとともに、ビジネスとして成立するビジネスモデルを構築することになります。また、地元の生産物を生かした地産地消の観点から新たなブランドを創造することで、この地域の街起こしの起爆剤ともなるような人が集い語らう場としてのビジネスの立場からの場のブランド価値の創造もおこなっていくことになります。こうした過程でさまざまな意見を収集し相互に交流するとともに、地域ブランド創設へ向けた実態調査や研究、報告をおこないながら、具体的には松原ブランドという地域ブランドを立ち上げることで地域の活性化に貢献することが第一義的な目標であり、 続く段階としては松原市の名前および南河内の地域を全国区にすることを最終的な到達目標としています。

 2010年5月に立ち上げました「松原ブランド研究会」は早くも4年が経過し、5年目を迎えました。この間松原ブランド研究会としては16回の研究会等を持ち、そうした過程で、会の方向性や具体的な内容にまで踏み込んだ議論をおこなってきました。
 今回の総会では、これまでの研究会での取組み内容を振り返り、松原ブランド研究会としての成果を中心に報告するとともに、併せて今後の会の方向性および具体的な取組について提示しました。
 また、基調講演は株式会社近鉄百貨店本店店長 久保俊雄氏を招いて、「モノ・コト・ヒトとの出会いが暮らしを彩る「街のような場」あべのハルカス近鉄本店の挑戦」というテーマで開催されました。

 2014年3月グランドオープンしました地上60階、高さ300mの超高層複合ビル「あべのハルカス」。今回は、その核施設である「あべのハルカス近鉄本店」の店長をお招きし、ストア・コンセプトであるモノ・コト・ヒトとの出会いが暮らしを彩る「街のような場」とし、日本最大の営業面積10万㎡の規模を活かし、誰もが誰とでも、お買物目的がなくても楽しめる「暮らしのランドマーク」となる店作りへのストア・コンセプトについて中心にお話しいただきました。
 具体的には (1)百貨店業態と専門店業態の融合による「フルライン・フルターゲット」型百貨店の再構築、 (2)エンタテイメント系集客施設やレストラン等「時間消費型ストア」による「コト」消費対応の強化、 (3)学びや趣味を通じて仲間と交流する地域のコミュニティ拠点づくり等の取り組みについて紹介いただきました。