阪南大学中小企業ベンチャー支援センター主催によるグローバルビジネス研究会2025(第1回)が、12月16日に本学あべのハルカスキャンパスで開催されました。今回のテーマは、『なぜ「台湾」が注目を集めているのか/台湾最新事情』で、講師にはTaipei Computer Association東京事務所 駐日代表の吉村章氏をお迎えし、台湾の産業、社会等の最新動向について多角的な視点から解説いただきました。
 台湾は、半導体産業をはじめとするハイテク分野で世界的な存在感を示しており、セミナーでは、TSMC、Mediatek、Foxconnといった世界をリードする企業の強みや、NVIDIA創業者ジェンスン・フアン氏と台湾IT産業の関係、「シリコン・シールド」と呼ばれる地政学的な要素の現状について詳しく紹介されました。また、台湾企業の経営スタイルや文化にも焦点が当てられ、スピーディな意思決定、フレキシブルな対応、チャレンジ精神といった特徴はSFCと呼ばれ、台湾ではリスクとチャンスは表裏一体であり、リスクがあるところにこそチャンスがあるという考え方が、実務の観点から語られました。加えて、台湾の産業構造を支える台湾型の水平分業や多角的全方位戦略にも触れ、垂直統合との違いやローバル市場に向けた台湾製品の新たな展開など、日本企業にとっても示唆に富む内容となりました。参加者からは「非常に理解しやすい内容で、台湾の最新事情を知ることができた」、「台湾の横連携の重要性やビジネスパーソンの考え方など、ビジネス誌では学べない大変有意義な時間が過ごせた」と好評でした。
 今回のセミナーでは、台湾の「強さ」の本質を理解し、日本企業にとっての新たなビジネスチャンスを考える貴重な機会となりました。次回のグローバルビジネス研究会も、様々なビジネス等に役立つテーマで開催予定です。ぜひご期待ください。