2022.7.27

日本最大級のデジタル教育施設と産学連携協定締結!

 本学とデジタル教育施設「REDEE(レディー)」(所在地:大阪府吹田市)を運営するレッドホースコーポレーション株式会社は、互いの研究・技術分野を補完・強化することによる地域社会への貢献、学生の教育、人材育成、地域・社会貢献等を目的に、2022年7月19日(火)、産学連携・協力に関する協定を締結しました。

 本学は、Society5.0社会到来に向け急速な社会変化に対応できる人材育成のため、AI・データサイエンス教育研究所設置をはじめ、全学生に対して「AIデータサイエンスリテラシーパッケージ」を導入するなど先端的な情報技術に関する教育に注力しています。

 一方、レッドホースコーポレーション株式会社が運営するREDEEは、2020年3月1日に大阪府吹田市のエキスポシティ内にオープンした日本最大級のデジタル教育施設で、258席を有するシアターを有し、eスポーツ大会のプロゲーマー、ゲーム実況者さながらの実感を体験できるほか、VRやドローン体験、プログラミング教室など、ITの時代に即した次世代教育に熱心に取り組まれています。

 このような両者のデジタル教育に関する思いの一致から、協働による活動をより推進するために連携体制を構築し、本協定を締結する運びとなりました。
 協定締結に際して、下記の通り調印式を開催し、併せて記念イベントとして本学の学生も加わった関係者によるトークセッション「STEAM教育の可能性—ゲームを使った小学生向けのプログラミング教育から大学生向け経営実践教育まで—」を実施しました。
 トークセッションでは、学生によるeスポーツ大会開催の構想など両者の協働による今後の展望、抱負が語られ、実践的学習による人材育成などこれから取り組む教育・研究をめぐり、熱い議論が交わされました。
<協定調印式ならびにトークセッションについて>
■日時
2022年7月19日(火)16:00~
■場所
デジタル教育施設「REDEE」(大阪府吹田市)

■出席者
◆調印式
阪南大学:学長 田上博司、経営情報学部教授 花川典子、経営情報学部教授 松田健REDEE:事業責任者/COO 但木一真
◆トークセッション
阪南大学:学長 田上博司、経営情報学部教授 花川典子、
大学院企業情報研究科 髙橋孝輔、
ファシリテーター:経営情報学部教授 松田健
REDEE:事業責任者/COO 但木一真

【協定締結に寄せて】

これまでマルチメディアと呼ばれてきた、デジタル技術を使った非言語情報を含む多感覚コミュニケーションの世界は、この数年VRやAI技術などの急速な進展により、メタバースに代表されるようなまさしく「仮想空間」へと進化してきました。このような技術は単なるゲームやアミューズメントのインフラを超えて、いまやひとつの環境技術になろうとしています。もちろん大学においても、これらの技術を使ってこれまでにない最適な教育
環境を如何に構築できるかが、今後問われてくるでしょう。このような時期に西日本最大規模のデジタル教育施設REDEEを擁する株式会社レッドホースコーポレーション様と連携協定を結べたことは、本学にとって非常に大きな一歩であると考えております。またこれから両者の連携によって生み出される研究や教育業績が、この世界の進歩の一助となればこれに勝る喜びはありません。今後末永く両者の連携が発展していくことを心より祈念する次第であります。    
阪南大学長 田上博司
 

この度は阪南大学様と産学連携協定を締結出来たこと大変嬉しく思います。REDEEのデジタル教育コンセプトが学生様のデジタルスキル、リテラシーアップに少しでも役立ち、将来の職業選択、起業、研究開発に貢献できるよう努めて参ります。また企業としても学生様の新しい考え、発想、チャレンジ精神、活力ある行動を是非参考にさせて頂きたく思います。
学生様、教授陣様、REDEEスタッフみんなでイノベーションを!皆様よろしくお願い申し上げます。
レッドホースコーポレーション株式会社「REDEE 」館長 佐藤文紀

デジタルコンテンツやXR等の先端技術は、大学情報系科目の専門教育はもちろん、小中高生、社会人、シニアにもリテラシーとして常識的に身に着ける知識と技術です。また、現在の学校教育はEdutainmentの概念を基に時代の変化に対応する新しい教育手法を期待されています。REDEE様は先端技術リテラシー教育とEdutainment教育手法を兼ね備えた稀有の組織であり、そのノウハウ,経験は阪南大学の教育手法の将来の重要な指針になると思います。今回の包括連携協定によって,先端的教育手法を取り入れた阪南大学教育の実現へさらに前進できると期待しております。
 経営情報学部教授 花川典子