実践的なマーケティングを研究している経営情報学部水野ゼミでは、その活動の一環として、2年生ゼミの受講生とともに、新しいコーヒービジネスの企画に取り組んできました。

その成果発表会を1月9日(水)、図書館AVホールにて開催しました。ゲストとして、UCC上島珈琲株式会社マーケティング本部チルド飲料企画部部長 木全崇仁氏をお迎えしました。UCCの商品開発の最前線で指揮をとるプロフェッショナル相手のプレゼンテーションということで、どの学生も緊張気味でした。しかし、曜日に合わせた「平日コーヒー」、24時間営業というコンビニの特性に合わせた朝昼晩それぞれのシチュエーションに合わせた「いってら」「ほっ」「おつかれっ」、大学生応援カフェのメニュー「がんばるんばコーヒー」「でぃーえすコーヒー」など、ユニークなアイディアを一生懸命に提案しました。木全氏からは、お褒めの言葉と同時に、厳しいご指摘やアドバイスをいただき、会場は実際の商品企画現場さながらの熱気に包まれました。
日本を代表する企業の最前線でご活躍される方に、直接プレゼンテーションを行うという貴重な機会を得た学生達は達成感と、次はもっとがんばろうという強い向上意欲がみなぎっていました。

UCC上島珈琲株式会社 マーケティング本部チルド飲料企画部部長 木全崇仁氏からのコメント

「大学生の新鮮な発想にマーケティングの実務者として刺激を受けました。皆さんも、これを契機に色々なモノに興味を持ってこれからの研究に活かして欲しいと思います。」

ゼミ生のコメント

◆北尾勇人「UCCの方の前での発表はかなり緊張しました。しかしこの経験とUCCの方からいただいた意見はとても為になるものでした。」
◆大森加菜子「今回コーヒーについて考えてきましたが、一つのモノを商品にすることはとても大変なことだと実感しました。また、UCCの方にプレゼンを聞いていただき、一歩立ち止まって考えてみることで改善点が明確になり、次への課題発見へと繋がるということを学びました。今後、この貴重な経験を生かしていきたいと思います。」
◆古澤詩織「実際にUCCの開発担当部長の木全さんにプレゼンをみていただき、とても勉強になりました。私たちのプレゼンは未完成でありましたが、これを生かして次のステップへいけるよう頑張りたいと思いました。」
◆福嶋栄里子「私たちはUCCとコンビニを結びつける為にチームでアイディアを搾り出しては、何度も水野先生から指導を受けましたが、一つのことを突き詰めて考える大切さを教わり、とても良い経験をしました。」
◆西原優介「僕たちが考えてきた案をUCCの人に褒めてもらえ、今までみんなで頑張ってきてよかったと真剣に思えました!」
◆板東功一「プロの商品開発を行っている人の厳しいお言葉をいただいて、とても勉強になりました。」
◆三崎屋領太「最後のプレゼンでは、実際にUCCの方の前で行い、実践さながらのプレゼンでした。すごく勉強になり、とてもいい経験ができたと思います。」
◆田中一輝「本当に良い経験になりましたし、厳しかったですが、途中からは他のグループに負けたくない思いで頑張れました。」
◆松谷圭祐「みんなで案を考えたりすることは大変でしたが、UCCの部長さんに直接プレゼンを行えたので、非常に貴重な経験ができてよかったと思います。」
◆段智貴「製品を開発する難しさをかなり感じました。最終発表の時にはかなりいろいろなことを言われましたが、とても勉強になりました。」

水野 学准教授

「ゼミ生達は、短い時間の中、一生懸命がんばったと思います。商品を企画するということがいかに大変で、難しいことなのか。今回の活動でよくわかったことと思います。この経験を是非生かしていって欲しいと思います。お忙しい中、学生のプレゼンを聞いていただいた木全さんには本当に感謝しております。」