2022年度 学生懸賞論文及び初年次生優秀レポート表彰制度の表彰を行いました

 阪南大学学会では、学生会員の研究成果を広く公開する機会として「学生懸賞論文」の募集を行っています。
 応募作品は本学専任教員で組織された審査委員会で審査され、優秀作品を決定しています。
 2022年度は23本の応募があり、最終審査の結果、優秀賞3本、奨励賞10本が入賞しました。2023年2月17日(金)、本キャンパス1号館1A会議室で3年ぶりに開催された表彰式において、受賞者に阪南大学学会会長の田上博司学長から表彰状が贈られました。
 また、学生のレポート作成能力を高めることを目的として実施の初年次生優秀レポート表彰制度の上位優秀者の表彰も行いました。
 2022年度の受賞者は下記のとおりです。

2022年度 学生懸賞論文受賞者一覧

表彰区分     表   題 学部・氏名
優秀賞食堂車の変遷~いつどこを走り、何を提供し、どう消えていったのか~国際観光学部 
中西 崇也
優秀賞イエメン内戦の歴史的背景‐フーシ派の実態と目的国際観光学部 
稲田 明香
優秀賞非正規雇用の実態と所得格差およびその改善策経済学部 
瀧口 昂毅
名嘉 浩希
池田 萌
古澤 彩雲
浦 陵太
奨励賞子どもがスマホと共存するには経済学部 
浅田 康喜
奨励賞コミュニケーションロボットを大型商業施設で活用するための実証実験経済学部 
福井 駿希
奨励賞日本の観光立国の可能性について ~6,000万人目標の検証~経営情報学部 
田畑 佳奈
奨励賞ボーン・グローバル企業のその後経営情報学部 
宮本 小雪
奨励賞言葉の暴力 —SNSの誹謗中傷から子どもを守るために国際コミュニケーション学部 
小幡 あみ
奨励賞メディアはなぜ日本を被爆した「唯一」の国と表現するのか国際コミュニケーション学部 
河原 夕綺
奨励賞音楽イベントを活用した観光振興の可能性について —高槻ジャズストリートを事例に—国際観光学部 
前藤 直也
奨励賞日本遺産認定が地域に与える影響 ~岡山県高梁市 吹屋ふるさと村を事例に~国際観光学部 
佐久間 樹里
奨励賞地域通貨を活用した継続的な商店街活性化への取り組み —兵庫県尼崎市 尼崎中央・三和・出屋敷商業地区を事例として—国際観光学部 
髙畑 紫
奨励賞記憶の継承の手段としてのダークツーリズム —国内外のダークツーリズムの捉え方の違いー国際観光学部 
藤原 一希
  • 賞状授与の様子

  • 集合写真

  • 阪南大学学会・藤野寛之委員長

2022年度 初年次生優秀レポート制度結果一覧

順 位 学  部 氏  名
1位 流通 延川 莉子
2位 経営情報 高橋 来望
3位 国際観光 春木 宏太
  • 初年次生優秀レポート制度表彰のようす

学生懸賞論文 優秀賞受賞者のコメント

食堂車の変遷~いつどこを走り、何を提供し、どう消えていったのか~
 国際観光学部 中西 崇也
 

 この度は、学生懸賞論文におきまして「優秀賞」を頂き、大変光栄に思っております。
論文を作成するにあたり、かつて当たり前のように存在した『食堂車』はなぜ衰退し、廃止されていったのか疑問を抱き、論文を執筆しました。
 調査では、時刻表を用いて約5年ごとに食堂車の一覧を作成し、現地調査では関東〜関西まで様々な食堂車を見に行きました。調査を通じて、大変なことも多かったですが、新たな発見も多く、論文を完成した際は達成感が大きかったです。
 最後に、ご指導いただいた渡辺先生に感謝申し上げます。ありがとうございました。

イエメン内戦の歴史的背景‐フーシ派の実態と目的
 国際観光学部 稲田 明香

 この度、2022年度学生懸賞論文において、優秀賞をいただき大変光栄に思います。
 高校生の頃、イエメン内戦についてのドキュメンタリーを観たことでイエメン内戦を知りました。この時に受けた衝撃がずっと鮮明に残っていたので、イエメン内戦を分析する卒業論文を執筆しました。
3年間ゼミを担当してくださった段先生の指導のおかげで、このような素晴らしい賞をいただくことができました。ありがとうございました。

非正規雇用の実態と所得格差およびその改善策
 経済学部
 瀧口 昂毅・名嘉 浩希・池田 萌・古澤 彩雲・浦 陵太

瀧口昂毅
このような賞をいただき、光栄に思います。はじめて論文を執筆し、右も左も分かりませんでしたが、西教授の熱心な指導や班員の手助けもあり、完成に至ることができました。またデータを用いた回帰分析にも挑戦するなど、素晴らしい経験を得ることができました。

名嘉浩希
このような賞を頂き、大変嬉しく思います。はじめてのことなので、なかなか上手くいきませんでしたが、西教授の指導や班員の協力のおかげで完成させることができました。西教授や班員に感謝申し上げます。

池田萌
西教授のご指導のもと、班員それぞれができることを尽くした論文ですので、このような賞をいただけてとても嬉しいです。論文作成にあたって得た知識や経験を活かして、今後の学生生活に励みたいと思います。

古澤彩雲
懸賞論文の優秀賞をいただいてはじめは驚きましたが、最後まで諦めずにやり続けてよかったと、この賞をもらって実感しました。優秀賞をいただけて本当に嬉しく思います。

浦陵太
行き詰まることが多々ありましたが、西教授のご指導や班員の努力の結果が形になり嬉しく思います。今回で得た知識を今後の論文作成に活かそうと思います。

学生懸賞論文 奨励賞受賞者のコメント

子どもがスマホと共存するには
 経済学部
 浅田 康喜

 この度は、学術懸賞論文の奨励賞に選ばれまして、大変嬉しく感じております。
 私たちにとって身近な存在であるスマホをテーマにしました。他の論文とどう差別化するのかを考えた結果、共存という言葉をキーワードにし、内容が否定的にならないように心掛けました。
 ご指導して下さった千本先生には大変感謝しております。ありがとうございました。

コミュニケーションロボットを大型商業施設で活用するための実証実験
 経済学部
 福井 駿希

この度は、阪南大学学会2022年度学生懸賞論文にて、「奨励賞」を頂き大変光栄に思っております。

 論文の作成にあたり、コミュニケーションロボットを活用し、人材不足を補うことをテーマとして実証実験を行いました。人材不足の解消、そして非接触型コミュニケーションの需要不足解消にコミュニケーションロボットが有用だと考え、大型商業施設にコミュニケーションロボットを設置し、ロボットと人間の会話ログデータ等を得て、コミュニケーションロボットの問題点と今後の可能性を探りました。
 調査にご協力頂いたセブンパーク天美の皆様、長期にわたりご指導いただいた関西デジタルソフト株式会社の皆様、青木博明教授、村上雅俊教授に改めて感謝を申し上げます。ありがとうございました。

日本の観光立国の可能性について
~6,000万人目標の検証~
 経営情報学部
 田畑 佳奈

 この度は、学生懸賞論文におきまして奨励賞を頂き大変光栄に思っております。
 幼少期の頃から国内・海外へ旅行に連れて行ってくれた家族や、友人との旅行をきっかけに、旅行に興味を持つようになりました。このような体験から、旅行に対してさらに理解を深めたいと思い執筆に至りました。
 論文を執筆するにあたり、多くのご指導ご鞭撻を頂きました伊田先生に心から御礼申し上げます。ありがとうございました。

ボーン・グローバル企業のその後
 経営情報学部
 宮本 小雪

 この度は、学生懸賞論文におきまして「奨励賞」を頂き、大変光栄に思っております。
ゼミの講義内で「ボーン・グローバル企業」について触れる機会があり、「ボーン・グローバル企業」についてもっと詳しく知りたいと興味を持ち、執筆に至りました。
執筆にあたり、担当教員の伊田先生のご指導のおかげでこのような素晴らしい賞を受賞することができました。本当にありがとうございました。

言葉の暴力
—SNSの誹謗中傷から子どもを守るために
 国際コミュニケーション学部
 小幡 あみ

この度は、2022年度学生懸賞論文にて、奨励賞をいただき大変光栄に思います。
 SNSでの誹謗中傷から言葉の持つ力に関心を持ち、本論文を執筆しました。教育実習に参加した経験から、精神的に不安定な子どもを対象にSNSとの付き合い方を研究しました。
最後に日頃からご指導してくださった賀川先生をはじめ、論文指導をしてくださった学生支援室の先生方、アンケート調査に協力してくださった友人たちに心から感謝申し上げます。

メディアはなぜ日本を被爆した「唯一」の国と表現するのか
 国際コミュニケーション学部
 河原 夕綺

この度、学生懸賞論文におきまして、「奨励賞」を頂き、とても光栄に感じています。
この論文は、私が大学2回生の時に受けた授業をきっかけに、ずっと疑問に感じていたことを執筆したものです。また、これをきっかけに、メディアとの共存について、深く向き合うことが出来ました。
最後になりましたが、この論文を執筆するにあたって、太鼓判を押してくださった賀川先生、ずっと見守ってくれたゼミメンバーに心より感謝申し上げます。

音楽イベントを活用した観光振興の可能性について
—高槻ジャズストリートを事例に—
 国際観光学部
 前藤 直也

 この度は私の論文を奨励賞に選んでいただき、誠に有難うございます。
毎年数多くの音楽イベントが開催される日本では音楽観光客の誘致に貢献する一方、参加者が目的の音楽フェスのみを堪能し、会場周辺の観光地を訪れるまでには至っていないのではないかという疑問を私は抱いていました。
この音楽観光客と地域の観光資源をより密接に結びつけるためにはどのような要素が必要なのかを分析したいと考え、論文の作成に至りました。
本稿を執筆するにあたり、調査にご協力いただいた皆様、熱心にご指導いただいた清水教授にこの場をお借りして厚く御礼申し上げます。

日本遺産認定が地域に与える影響
~岡山県高梁市 吹屋ふるさと村を事例に~
 国際観光学部
 佐久間 樹里

 この度は、学生懸賞論文におきまして「奨励賞」を頂き、大変光栄に思っております。
 私の地元、岡山県高梁市にある吹屋ふるさと村を事例に日本遺産認定が地域に与えた影響について研究しました。研究を通じて、地元の観光がより活性化していくことを、さらに強く望むようになりました。
 最後に、調査にご協力頂いた地域の皆様、そして長期にわたりご指導いただいた清水先生に改めて感謝を申し上げます。ありがとうございました。

地域通貨を活用した継続的な商店街活性化への取り組み
—兵庫県尼崎市 尼崎中央・三和・出屋敷商業地区を事例として—
 国際観光学部
 髙畑 紫

 この度は、2022年度 学生懸賞論文において、「奨励賞」をいただくことができ、大変光栄に思っております。
「商店街活性化」という複雑なテーマではありましたが、多くの方々のご協力を賜り、このような評価をいただくことができました。この研究を通して、新しい知識や経験、そしてたくさんの「繋がり」を得ることができました。
卒業研究に関わったすべての皆様、そして、ここまでご指導いただきました清水先生に、深く御礼を申し上げます。

記憶の継承の手段としてのダークツーリズム —国内外のダークツーリズムの捉え方の違いー
国際観光学部
藤原 一希

 この度は、大学生活の集大成である論文を評価していただきありがとうございます。
 学生生活の最後にこのような評価をいただけたことは、この先の新たなライフステージにおいても挑戦する勇気を沸き立たせるきっかけになると思います。
 本研究を作成するにあたり、意見や質問をくださった方、そして長期にわたりご指導いただいた森重昌之教授に改めて感謝を申し上げます。ありがとうございました。