2016.2.19

2015年度 学生懸賞論文表彰式を開催しました

 阪南大学学会では、学生会員の研究成果を広く公開する機会として「学生懸賞論文」を実施しています。
 2015年度は14本の応募があり、最終審査の結果、優秀賞1本、奨励賞5本の計6本が入賞しました。2016年2月19日(金)、本キャンパス1号館のフロンティアホールで開催された表彰式において、受賞者に阪南大学学会会長の井上 博学長から表彰状が贈られました。
 2015年度の受賞者は下記のとおりです。
表彰区分 表題  学部 氏名
優秀賞 映画祭を活用した地域活性化に関する研究 -なら国際映画祭を事例として- 国際観光 福崎 美帆
奨励賞 大阪における大型商業施設過剰進出の真意 流通 宮下 栄登、三輪 裕樹
奨励賞 消費税増税と外食産業の経営についての考察 経済 北岡 優吾
奨励賞 eマーケットプレイスが与える各業界への影響 経営情報 田中 聖人
奨励賞 フィルムツーリズムにおける地域振興 -フィルム・コミッションの役割- 国際観光 布廣 有紀
奨励賞 地域イベントによる地域住民の意識向上〜滋賀県守山市を事例に〜 国際観光 山本 歩

【表彰式に参加された優秀賞受賞者のコメント】

タイトル:「映画祭を活用した地域活性化に関する研究-なら国際映画祭を事例として-」
国際観光学部 福崎 美帆

 この度は2015年度学生懸賞論文の優秀賞を頂き、誠に光栄です。
 長期間にわたり、ご指導、ご助言を下さった森重先生に心よりお礼を申し上げます。また、これまでにお世話になった先生方、友人、後輩、映画祭関係者の方々にも深く感謝致します。
 大学3年時に授業の一環として半年間のインターンシップに参加し、大学と並行しながら映画祭事務所で日々を過ごしました。その体験がきっかけとなり、映画祭が地域にもたらす効果について興味を持ちました。
 今回の受賞は、研究生活を含め、自身が大学で得た経験や知識が評価されたと感じ、非常に嬉しく思います。
 論文の執筆で得た、論理的に文章を組み立てて説明するという経験を糧に、今後も成長し続けたいと思います。

【表彰式に参加された奨励賞受賞者のコメント】

タイトル:「大阪における大型商業施設過剰進出の真意」  
流通学部 宮下 栄登、三輪 裕樹

 今回、こうして奨励賞を受賞する事ができ、非常にうれしく思います。
 私たちが作成した論文は、3回次に行われたゼミナール大会で扱ったものをさらに発展させ執筆しました。
 データが全くなく独自の研究方法と見解ばかりだったため、行き詰まる事が多くありましたが、その際に仲上先生にたくさんの助言をいただき書きあげることができました。 自分たちだけではこのように評価してもらえる論文を完成する事はできなかったと思うので、非常に感謝しています。ありがとうございました。
(写真は左から三輪さん、宮下さん)

タイトル:「消費税増税と外食産業の経営についての考察」
経済学部 北岡 優吾

 今回、奨励賞を受賞でき、嬉しく思っています。
 消費税増税により外食産業がこれから生き残っていくためにはどのような戦略や対策が必要であるか興味があったので、この論文を書きました。論文を書いていくうちに、企業ごとの努力・工夫やこだわりがあることを知ることができました。論文作成にあたってたくさんのアドバイスと懸賞論文参加の後押しをしてくださった王先生には感謝しています。今回、この論文が評価されたことを誇りに感じています。

タイトル:「eマーケットプレイスが与える各業界への影響」
経営情報学部 田中 聖人

 この度は、学生懸賞論文の奨励賞を頂き誠にありがとうございます。
 論文作成の際に、ご指導ご鞭撻頂いた、伊田昌弘先生にも感謝しております。
 eマーケットプレイスは、国内でも成功事例が多くないですが、これからも発展していく市場です。その動きに合わせ、他の業界も、業態の変化などが見られます。本論分を執筆中、気づかされる事も多く、新たな発見もありました。
 eマーケットプレイスに焦点を当てたのは、経営情報学部で4年間学び、積み重ねた内容を含め研究し執筆したかったからです。
 また、本論分が学生生活の締めくくりとなり、良い思い出にもなったと思います。

タイトル:「フィルムツーリズムにおける地域振興 -フィルム・コミッションの役割-」 
国際観光学部 布廣 有紀

 この度は、奨励賞を頂くことができ、とても嬉しく思っております。
 近年、映画やアニメ・マンガ、小説の舞台となった場所へ旅行したり観光する動きが増えてきています。そして、その動きを利用して地域振興を行う地域も増えています。そこで、私は映像作品の舞台となった場所を巡るフィルムツーリズムに焦点をあて、地域がどのような取り組みをしているのかに興味が湧き、研究を行いました。論文製作にあたって塩路先生には何度もアドバイスを頂き、とても感謝しております。
 研究の一環として私は、自分の地元である神戸のロケ地を巡るツアーに参加しました。生活圏内に多くの観光資源が眠っていることを知り、地元の魅力を再発見することが出来ました。是非、皆さんにも住んでいる地域の観光資源を探してみてほしいと思います。ありがとうございました。

タイトル:「地域イベントによる地域住民の意識向上〜滋賀県守山市を事例に〜」
国際観光学部 山本 歩

 今回、奨励賞をいただけたことを大変嬉しく思います。
 私自身が住む滋賀県守山市において4年間学んだ観光を活用し貢献すること、守山市の地域資源であるホタルをより多くの人々に認知してもらえることを念頭に、卒業論文の作成に取り組みました。
 作成にあたり、守山市の現状を知るためヒアリング調査に重点を置き、提案が具体的になるように心掛けました。ときには行き詰まることもありましたが、清水先生に何度もアドバイスをいただいたお陰で完成させることができました。
 最後になりましたが、奨励賞をいただくことで、2年間大変お世話になった清水先生、ヒアリング調査にご協力いただいた皆さまに少しでも恩返しできたのであれば幸いです。
  • 司会の真田桂子運営委員(流通学部教授)

  • 挨拶を行う井上 博学長(阪南大学学会会長)

  • 講評を行う榎戸敬介運営委員長(国際観光学部教授)

  • 井上会長(学長)からの表彰状授与