阪南大学学会では、学生会員の研究成果を広く公開する機会として「学生懸賞論文」を実施しています。
 2014年度は12本の応募があり、最終審査の結果、優秀賞1本、奨励賞6本の計7本が入賞しました。2015年2月20日(金)、フロンティアホールで開催されました表彰式において、受賞者に阪南大学学会会長の辰巳浅嗣学長から表彰状が贈られました。なお、受賞者は下記のとおりです。
表彰区分            表          題       学  部 氏  名
優秀賞 地方銀行の地域貢献についての考察—四国地域に焦点を当てて 経済 多田 哲生
奨励賞 中国におけるネット流行語と和訳対策 国際コミ 許 小露
外資系ホテルの宿泊マーケティング戦略の調査・研究
−大阪市のホテルマーケットを事例として−
国際観光 藤見 祐衣
スポーツ組織論−サッカー界に見る組織のあり方と勝つための組織運営− 国際観光 納村 和也
日本スポーツ界の体罰文化を変える 国際コミ 平田 智哉
留学生活における日本人の性格・価値観の変化に関する研究 国際コミ 辻本 一樹
人口減少社会とは悪い社会なのか 経済 中村 日和

【表彰式に参加された優秀賞受賞者のコメント】

タイトル:「地方銀行の地域貢献についての考察—四国地域に焦点を当てて」
経済学部 多田 哲生

 この度は2014年度学生懸賞論文の優秀賞を頂き誠にありがとうございます。論文作成にあたって様々なアドバイスをしてくださった王先生にも感謝しております。地方での人口の減少、高齢化など地方銀行にとって向き合わなければならない課題は沢山あります。そのような時代の中で地方と深くつながり、共に成長してきた地方銀行がすべきことは何か、論文の執筆を通じてこれから金融業界で働く私自身、多くの気付きがありました。
この経験を糧に学生時代より一層、金融人として活躍してみせます。

【表彰式に参加された奨励賞受賞者のコメント】

タイトル:「中国におけるネット流行語と和訳対策」  
国際コミニュケーション学部 許 小露

 インターネットの普及により、中国のネット社会で使われる独特の用語が生まれ、人々の日常生活にまで驚異的なスピードで浸透してきています。現在、中国人でさえもネット流行語を知らないと、中国の若者とコミュニケーションを円滑に行うことが難しい。況して中国語を学習する外国人にとっては、なおさら困難でしょう。
 留学生の立場から共感できると思いますが、母語以外の言語の学習はもともと簡単ではないものですが、まして辞書にも調べられないのに、生活をするにおいて、よく耳にする単語に詰まる場合が多く、実に困っています。
 この論文を通し、多くの日本人に中国の最新動向を知ってもらい、中国語の勉強で何かヒントをつかんでもらって、効率よく覚えられると嬉しく思います。
 今回、この論文が受賞したことは大変誇り高く感じています。これからも、日中交流のために力を入れて頑張っていきたいと思います。

タイトル:「スポーツ組織論−サッカー界に見る組織のあり方と勝つための組織運営−」
国際観光学部 納村和也

 卒業論文を書き始めた時は、まさか自分が表彰式の舞台に立てるとは思ってもいませんでした。
大学生活の中で卒業論文は最大の課題です。その課題が評価され、入賞できた事は今後の自信にも繋がりました。
 また、辰巳学長に直接「おめでとう」と言われ、賞状を授与された事は、大学生活の貴重な思い出の一つになりました。 

タイトル:「留学生活における日本人の性格・価値観の変化に関する研究」 
国際コミニュケーション学部 辻本 一樹

 今回奨励賞を頂けたこと非常に嬉しく思っています。 
 私が1番興味のあることについて論文を執筆したいと思っていましたので、自身の留学生活で大きな変化があった「価値観」「性格」に焦点を当てて研究を続けました。 
 数多くの方にアンケートのご協力を頂きました。中でも調査のために再び留学先であるカナダのウィニペグを訪れたのがとても印象に残っています。
 私の論文で少しでも留学に挑戦する学生が増えれば幸いです。ありがとうございました。

タイトル:「人口減少社会とは悪い社会なのか」 
経済学部 中村 日和

 今回、奨励賞を受賞することができ、本当に嬉しい気持ちでいっぱいです。
 人口減少社会と聞くと、ほとんどの方が悪い社会だと思われるかもしれません。しかし、本当に人口減少という社会が悪いものと言えるのか知りたくて、このテーマについて論文を書きました。
 最初はどのように書いていけばよいのか悩み、うまく書けない時もあって何度も諦めかけましたが、先生に相談しながら最後まで書くことが出来ました。
 これからも「最後まで諦めずに頑張る」ということを忘れないでおこうと思いました。