ありがとう、南キャンパス!クロージングイベント

南キャンパスクロージングイベントについて

国際観光学部長 松村 嘉久

 2023年11月19日(日)午後に開催された南キャンパスクロージングイベント、南キャンパスで学んだOB・OGとそのご家族たち338名が来訪され、同窓生や先輩・後輩、先生や在校生らと交流して、往時を懐かしみながらとても楽しいひとときを過ごしました。南キャンパス開学は1997年で、南キャンパス1期生は今年で45歳、多くのOB・OGたちがお子さんを連れて参加、ご夫婦で来られた方もいました。南キャンパスでかつてゼミを持ち、阪南大学を退官された吉兼先生、ボナー先生、吉川先生、足立先生、森山先生も駆け付けてくださり、卒業生らと交流を深めました。
 ステージでのオープニングでは、阪南大学吹奏楽部が元気な演奏を披露して、会場を盛り上げてくれました。卒業生らが見守るなか、ステージでは現役の教員らのトークショーやら、ジャズの生演奏をみんなで楽しみました。とりわけ、ジャズの生演奏では、ジャズギターの村山義光さんとボーカリストの井頭月さんが、とてもスリリングな一期一会の即興演奏を聴かせてくれました。ステージ以外でも、現役やOB・OGの先生方が研究室で卒業生らを待ち受け、昔話や近況報告で交流を深めました。卒業以来、初めて南キャンパスに戻ってきたという卒業生も多くいて、生協食堂やら教室やらを懐かしみながら歩いていました。子どもや配偶者と一緒に参加された卒業生もいて、キッズスペースも子どもたちで大賑わい、現役の学生委員らが準備した遊具やワークショップを楽しく遊んでいました。イベントの最後はステージでのビンゴ大会、居残っていたほぼ全員がアッセンブリーホールに集まり、学生委員の司会でビンゴ大会を楽しみました。
 今回の南キャンパスクロージングイベントは、教員や事務職員らもサポートしましたが、現役の学生委員らが準備から当日の運営までを行ってくれました。来訪した卒業生のなかには、かつて学生委員として活躍していた者もいて、現役の活躍をとてもあたたかく見守ってくれていました。現役の学生委員はコロナ世代で、残念ながらこれまで活動する機会は少なかったのですが、実に立派に自らの役割を果たし、予想をはるかに上回る活躍をしてくれました。卒業生や退官された先生方から、「さすが南キャンパスの学生やね」、と現役学生の活躍を称賛する声があがっていました。
 いち教員としては、今回の南キャンパスクロージングイベントに、歴代のゼミ生たちが遠方から駆け付け、松村ゼミのオールスターズが集ってくれたのが、何よりも嬉しかった。オープニングで挨拶する際、ステージ上から聴衆を見渡すと、懐かしい顔でいっぱい、「松村先生!」と手を振られて、感激して言葉につまりそうでした。私のゼミでは今回のイベントをきっかけに、歴代ゼミ生らの150名を超えるライングループができ、今後も気軽に集まれるような機会を定期的に設けることになりました。おそらく他の先生方も、卒業生らとのネットワークを深められたことと思います。
 来年四月から南キャンパスで授業は行われませんが、南キャンパスの建物は残るし、私たち現役教員は本キャンパスでこれまで通り講義を行います。今回、来れなかった卒業生のみなさんも、ぜひ次は本キャンパスへお越しください。教員として一番の喜びは、自分が教えた学生や、一緒に活動したゼミ生たちが、社会にでて活躍している姿や、父親や母親として子育てに頑張る姿を見ることです。学生は宝、ゼミ生は戦友、私たち教員も、現役の学生やゼミ生らと一緒に学び、活動し続けていくので、卒業生の方々も、自らの持ち場で活躍してください。
南キャンパスクロージングイベントの開催に際し、阪南大学後援会からのご支援を賜りましたこと、一同心より感謝申し上げます。

関連記事