令和4年9月20日(火)に、兵庫県警察による出張インターンシップを本学で実施しました。
 22名の学生が参加し、午前10時から午後4時までみっちりと座学と実技を織り交ぜながら、逮捕術体験や鑑識体験等、警察官ならではの業務を実践しました。参加した学生の熱心な姿が印象的で、最後の質問時間にはたくさんの質問が飛び交い、有意義な時間を過ごせたかと思います。

出張インターンシップ実施の経緯

 本学は、実学教育の一環として、インターンシップやゼミ活動等、様々な経験の場を教職員一丸となり提供しています。これは、学生時代に多くの経験を積ませることによって学生の潜在能力を引き出し、進路・将来の視野が広がることを期待するもので、その積み重ねの結果が、関西私立大学屈指の就職率に繋がっていると考えます。
一方、兵庫県警察では、採用後におけるミスマッチを無くすため、実際に警察官の業務を体験してもらうインターンシップを以前から続けておられます。
リアルに体験することで、訓練の厳しさや、警察官としての規律・やりがいを感じてもらい、警察官の真の姿を知ってもらうことを目的として行われています。
 今回、両者の思いの合致から、関西の大学では初めての兵庫県警察による出張インターンシップを実施する運びとなりました。

兵庫県警察 警察官採用センター 小久江警部の話

 本日参加してくれた学生は、とても熱心にこちらに意識を 向けてくれており、本気度が伝わってきました。だからこそ、是非兵庫県警に来てほしいと思い、普段よりも熱が入り、コアな話もさせていただきました。
 警察官の仕事上、どうしても『厳しさ』が先に連想されると思いますが、警察官を志望する学生には、そういう思いを持たずに、期待を持ってっきてほしいと思っています。警察は大きい組織であるため、あらゆる可能性を生かして働くことができます。更に、自分が大きく成長でき、希望をたくさん持てる職場でもあります。

インターンシップに参加した学生の話

2年生 藤岡さん

 このインターンシップに参加する前から、警察官は市民のために働くヒーローで、小さいころから大好きな存在でした。そして、今日一日参加して、実際の経験談から聞かされる過酷さや厳しさについても理解し、より警察官という職業に好印象を持つことができました。
 また、私自身は飽き性であり、警察官にはコツコツとした仕事も多く、「継続力」を磨いていかなければならないという、新たな気づきも生まれました。     

3年生 宮本さん

 将来は人の命を助ける仕事に就きたいと思っており、本日の兵庫県警察インターンシップに参加しました。
 私たちが普段見ている警察官業務の表には見えていない裏のご苦労も知ることができ、改めて日々、社会の安全のために働いてくれている警察官の方々の凄さを痛感しました。
 仕事をする中で、もちろん嫌なことはたくさんあると思いますが、それらを克服する勇気を身に着けて、様々なチャレンジをしていこうと思い、非常に良い機会でした。