AI(人工知能・Artificial Intelligence)の深化と普及、IoT(Internet of Things)やデータサイエンスなど高度情報技術の進展による社会や経済の変革、さらに政府のSociety5.0(※)戦略により、社会は急速に変化しつつあります。将来、自身の専攻に関わらず、AI・データサイエンスに関する基本的な知識を持っていることが、これからの社会を生き抜くうえで重要になると考えます。
阪南大学はこれに応えるため、AI・データサイエンス教育研究所を設置し、すべての学部においてAIやデータサイエンスを学べるプログラムを用意しました。
本講演会は「AI・データサイエンス教育研究所」の設置を記念し、将来の社会の動向と阪南大学のAI・データサイエンス教育の目指すところについて議論を深めていきます。

開催概要

◆日時
2020年9月12日(土)14:00~15:00
◆内容
「これからの社会とAI・データサイエンス教育」
(1)基調講演「AI技術の社会実装への取り組みとこれからのAI・データサイエンス教育」
講師  :近藤敏志氏 コニカミノルタ株式会社 AI技術開発部部長
(2)パネルディスカッション
いま求められるAI技術とは?~社会が求めるAI人材育成のために~
司会  :阪南大学AI・データサイエンス教育研究所長 前田利之
パネラー:コニカミノルタ株式会社AI技術開発部部長 近藤敏志氏
     阪南大学長 田上博司
     経営情報学部准教授 松田健
◆参加費
無料(YouTubeにてライブ配信します。事前申し込みは不要です。)
◆参加方法
9月12日(土)14:00からライブ配信しますので、以下の阪南大学公式YouTubeチャンネルリンクからアクセスしてください。 
※Society5.0:サイバー空間(仮想空間)とフィジカル空間(現実空間)を高度に融合させたシステムにより、経済発展と社会的課題の解決を両立する人間中心の社会(内閣府HPより)

【動画公開】AI・データサイエンスについての基礎講座

阪南大学「AI・データサイエンス教育研究所」開設記念講演会に先行して、AI・データサイエンスの基本について解説するAI・データサイエンスについての基礎講座を9月5日(土)に配信開始しました。
「そもそもAIって何?」と「データサイエンスってなんだ?」の2本立てです。ぜひご覧ください。

「そもそもAIって何?」 ー 経営情報学部 前田利之 教授

AI(人工知能)技術は、もはや現代社会に必須のものとなりつつあります。この講演では、そもそもAIとは何かという根源的なところについて基礎的なところから解説していきます。 その上で、AI が今後の社会にどのように役立っていくのかという展望について、AI を使う人、使われる人という観点からもお話したいと思います。

「データサイエンスってなんだ?」 ー 経営情報学部 松田健 准教授

データから「何か」を発見する数学ゲームを紹介しながら、「統計」との関係性がたくさん紹介されがちなデータサイエンスの考え方について考察します。
データサイエンスの歴史を辿ると、中学生のときに学習する「ある法則」にたどり着きます。データサイエンスを学ぶために今からできることも紹介し、大学だからこそ学べることについてお話します。