日タイ修好130周年記念事業 アユタヤ絆駅伝に本学学生が参加しました

2017年3月13日、タイのアユタヤ遺跡にて「アユタヤ絆駅伝」が開催されました。関西地区の大学代表として本学より2名が参加し、タイ人学生とタスキを繋ぎました。
アユタヤ絆駅伝は、日本とタイの修好130周年記念事業として開催されました。タイのアユタヤにて、日本人とタイ人による4人1組の混成チームで駅伝を行います。参加しているのは、大学生と、タイと日本に拠点がある企業の方々です。
駅伝は、日本発祥のスポーツで、タスキは団結、友情の象徴であり、人と人を結びつける絆の証です。「アユタヤ絆駅伝」の開催は両国の友好を深め、タイ国政府が提唱する、観光とスポーツを融合したスポーツツーリズムの推進に寄与する取り組みとして開催されました。(※アユタヤ絆駅伝概要資料より抜粋)
約1700名が出場する中、タイ国政府より日本全国の大学生32名が招待され、本学から国際コミュニケーション学部4年生の畝田美緒さん、流通学部4年生の堀本えみりさんが参加しました。

アユタヤ絆駅伝での取り組み

現地に到着した午前中、学生たちはバンコク市内のルンピニ公園にてジョギングを行いました。3月ということで、日本ではまだまだ肌寒い季節にありますが、タイでは35℃ほどあり真逆の気候です。熱中症にならないよう体を慣らし駅伝に臨みます。また、ここでは現地に取材に来ている日本のテレビ局より取材も受けました。
午後は、バンコク市内のホテルにて、アユタヤ絆駅伝の記者会見および顔合わせ会に参加しました。いよいよ駅伝でチームを組むタイ人学生たちと対面です。
本学の学生がチームとなったタイ人学生は、サイアム大学にて日本語を学ぶ、キックさんとマイさん。
2人とも日本語が上手く、日本語と英語を織り交ぜ、スムーズに会話することができました。互いに母国語を教えあったり、母国の文化を教えあったりと、十分に相互理解を深めました。
また、夕食では、タイ人の学生たちと食卓を囲み、グローバルコミュニケーションに花を咲かせました。
アユタヤ絆駅伝当日、午前5時に会場入りし、アユタヤ遺跡にてタイ人学生と合流。まだ真っ暗な中での集合ですが、1700名が出場するというこもあり、すでに見渡す限り人で溢れかえり、参加する学生たちも徐々に緊張した面持ちに変わっていきました。
開会セレモニーを経て、いよいよスタート。第1走者グループが一斉にスタートし、会場は活気に包まれました。
この大会では、1人3kmのコースを走ります。周回コースとなっており、次の走者は、先の走者の帰りを待ちます。
コースは、アユタヤ遺跡の周りで設定されており、遺跡あったり象がいたりと、タイらしさを感じれるコースとなっていました。
絆を深めるための駅伝ということで、競争をしているわけではないので、会場はチーム問わず皆を応援する雰囲気で、歓声が絶えない温かいムードに包まれていました。
日本の学生とタイの学生、同じ企業の日本人とタイ人、参加しているかた全員がこの駅伝と楽しんでいるのが伝わり、まさに絆を感じる大会でした。
学生にとっても大変貴重な経験となりました。以下、参加学生のレポートを紹介します。

国際コミュニケーション学部 畝田美緒

 今回のアユタヤ絆駅伝で初めてタイを訪れました。今回はバンコクとアユタヤを訪問させて頂きましたが、日本と似ている所が非常に多いという印象を受けました。車も左側通行で、料理の味付けや食材、また、学生の雰囲気にもすっと馴染めたような気がします。
 今回のメインである駅伝では第2走者でした。第2走者の待機場所には人が溢れており、中々次の走者にタスキを渡すことができない人もいる中、私達はお互いの顔をしっかり覚えており、スムーズに受け渡しができました。前日に食事をしながらたくさんコミュニケーションをとり、仲良くなれていたことが良かったと思います。私が第3走者のタイ人の学生を探している時、さっと前に出てきてくれ、お互いに笑顔でタスキを繋いだときは、とても絆を感じました。タイ人の友人ができたことを非常に嬉しく思います。
 今回のツアーに参加させて下さった関係者の皆様には本当に感謝の気持ちでいっぱいです。タイにはまた必ず行きます!ありがとうございました。

流通学部 堀本えみり

 タイで行われたアユタヤ絆駅伝に参加しました。ウェルカムパーティではタイの学生と互いの国の文化や料理について話しました。一生懸命日本語で話をしてくれ、タイにいる日本人のために将来は通訳の仕事をしたいという夢を語ってくれて、勉強を頑張るタイの学生にたくさんの刺激を受けました。
 翌日の駅伝では、走る事が得意ではないので、とても緊張していましたが、第3走者だったタイの学生が私にタスキをつなぐとき「楽しく!がんばって!」と笑って言ってくれたおかげで緊張がほぐれ、初めてのタイの景色を楽しみながら完走する事ができました。
アユタヤ絆駅伝に参加して、1本のタスキを繋いで仲間と絆を深める駅伝の良さを改めて実感する事ができたし、日本発祥の駅伝をタイの学生に「楽しかった」と言ってもらえた事をとても嬉しく感じました。スポーツビジネスを学ぶ私にとって、大変勉強になる大会となりました。
 今回タイの学生と交流をする中で、タイの方は日本に対して好感を持ってくれているように感じました。それも、これまでの長い交流の歴史があったからだと思います。これからもその友好関係を深めていきたいと強く感じました。