阪南大学50周年記念館開設を記念し、 10/4(土)に「百舌鳥・古市古墳群学術シンポジウム」10/5(日)には「大阪市音楽団コンサート」を開催しました。

10/4「百舌鳥・古市古墳群学術シンポジウム」

第一部「百舌鳥・古市古墳群の調査と研究」
■基調講演 「百舌鳥・古市古墳群出現の意義」
      白石太一郎氏(大阪府立近つ飛鳥博物館館長)
■調査報告 「津堂城山古墳の調査成果」
      山田幸弘氏(藤井寺市総務部世界遺産登録推進室室長)
      「峯ヶ塚古墳の調査成果」    
      吉澤則男氏(羽曳野市生涯学習室社会教育課歴史文化推進室参事)
      「ニサンザイ古墳周濠の調査成果」
      土井和幸氏(堺市文化観光局文化部文化財課調査第一係長)
      「東百舌鳥陵墓参考地墳丘の調査成果」
      徳田誠志氏(宮内庁書陵部陵墓課陵墓調査室首席研究官)

第二部「文化遺産と観光圏整備事業の展望」
■座談会   白石太一郎氏
       狭間惠三子氏(堺市副市長)
       清水苗穂子(本学国際観光学部准教授)
      ・コーディネーター
       来村多加史(本学国際観光学部教授)
 初日は50周年記念ホールにおいて、「百舌鳥・古市古墳群学術シンポジウム」を開催しました。
 第一部の「百舌鳥・古市古墳群の調査と研究」においては、世界文化遺産への登録をめざす大阪府堺市、羽曳野市、藤井寺市の専門家より、百舌鳥・古市古墳群での調査結果について報告がありました。津堂城山古墳(藤井寺市)や峯ヶ塚古墳(羽曳野市)に関する調査報告、宮内庁が実施した東百舌鳥陵墓参考地(土師ニサンザイ古墳)の墳丘調査結果や2013年に堺市が実施した周濠調査結果についての詳細が説明されました。
 また基調講演として、大阪府立近つ飛鳥博物館館長の白石太一郎氏をお招きし、百舌鳥・古市古墳群出現の意義について古墳研究の第一人者からの意見を頂戴しました。
 
 第二部は「文化遺産と観光圏整備事業の展望」をテーマに座談会を開催しました。
 基調講演いただいた白石氏に加え、堺市副市長の狭間惠三子氏、本学国際観光学部清水苗穂子准教授、コーディネーターの本学国際観光学部来村多加史教授の4名で世界文化遺産登録についての展望や整備すべき事業、想定される現象や課題等について、活発な意見交換がなされました。
 出席された約300名の参加者は貴重な意見に時折メモを取るなど、真剣な表情で聴講されていました。
 
  • 竹山 修身堺市長からの祝辞

  • 百舌鳥・古市古墳群の現状について報告

  • 大阪府立近つ飛鳥博物館館長 白石太一郎氏

  •  「文化遺産と観光圏整備事業の展望」座談会

  • 考古学者から見た古墳の魅力について説明

  • 堺市の観光施策や現在の取り組みについて報告

10/5「大阪市音楽団コンサート」

演奏曲
  ■大学祝典序曲 作品80 (作曲:J.ブラームス、編曲:石田 忠昭)
  ■聖者の行進(アメリカ民謡、編曲:高山 直也)
  ■シンコペーテッド・クロック(作曲:L.アンダソン、編曲:R.J.ラング)
  ■となりのトトロ〜さんぽ(作曲:久石 譲、編曲:織田 英子)
  ■ディズニー・フィルム・フェイバリーツ(編曲:J,ヴィンソン)他 全11曲

合同演奏
  ■阪南大学学歌(本学吹奏楽部と合同演奏)
 2日目は50周年記念ホールにて、「大阪市音楽団コンサート」を行いました。
 大阪市音楽団は大正12年に誕生した日本で最も長い歴史と伝統を誇る交響吹奏楽団で、「市音(しおん)」の愛称で市民の楽団として親しまれています。
 今回は本学の50周年記念館開設を記念し、J.ブラームス「大学祝典序曲」を中心に、「聖者の行進」「となりのトトロ〜さんぽ」「ディズニー・フィルム・フェイバリーツ」など一般の方にもなじみの深い全11曲の演奏を行われ、迫力ある演奏に観客は魅了されました。
 最後には本学吹奏楽部と大阪市音楽団のコラボレーション企画として、「阪南大学学歌」を合同演奏し、会場が一体となった盛り上がりのなか終了しました。
 当日は台風接近により、天候がおもわしくない中、多数の方にお越しいただき、誠にありがとうございました。
  • 辰巳 浅嗣学長 来場者挨拶

  • 澤井 宏文松原市長からの祝辞

  • 迫力ある演奏に観客は魅了されました

  • 本学吹奏楽部との合同演奏

  • プロとの共演に喜びと緊張が交差する

  • 溢れんばかりの拍手が会場を包みこみました