平成26年9月30日(火)、本キャンパスフロンティアホールにて、平成26年度前期卒業証書・学位記授与式が挙行され、5学部5学科19名が卒業しました。

 辰巳学長の式辞では、「いつまでも初心を忘れないでいて欲しい」という想いから、「大岡山通信・若者たちへ」と題する池上 彰さんの日本経済新聞連載記事が紹介されました。

 「人間の作る組織というものは、会社であれ、病院であれ、教育機関であれ、あるいは宗教法人であれ、何らかの理想や目的をもって作られたはずなのに、時の流れと共に当初の目的から逸れて、不正なこと、あるいはそれほどでないにせよ、その組織本来の目的や社会的責任から逸脱した行動を起こすようになる。組織とは欲望や煩悩をもって生まれた人間たちが作ったものだから、あらゆる組織は組織悪から自由ではあり得ない。けれども皆さんは、自分の仕事を通じてできるだけその垢にまみれることのないよう心掛け、自戒してください。つねに自らの信念に基づいて行動する。そうした毅然たる心をもって社会に巣立たれることを願います。」と、社会に巣立っていく卒業生に、辰巳学長からエールが贈られました。

 「心身の疲れを感じたときには、ぜひ母校に立ち寄り、われわれ教職員や後輩たちと心ゆくまで歓談してください。ごきげんよう、さようなら。」と激励の言葉で結びました。
 教職員一同、卒業生の新たな旅立ちを祝福し、社会でのご活躍を期待しています。