国際観光学部 入学前AOプレゼミナール開催

 11月26日(土)に、阪南大学で2017年度入学生対象の入学前オリエンテーションが行われました。国際観光学部では、同日午前に、AO入試入学予定者向けにプレゼミナールを開催しました。在校生の現1年生と2年生がスチューデント・アシスタント(SA)として、2017 年度AO入学生の高校生16名をサポートし、AO入学生がグループで旅の企画を考え、発表しました。今回は、AO入学前プレゼミナールの様子と感想を在校生が報告します。
  • 在学生による開会挨拶

  • ワークショップの作業の様子

  • ワークショップの作業の様子

  • 発表の様子

  • 発表の様子

  • 和泉先生による講評

2017年度AO入試合格者対象のプレゼミナールを終えて
2年生 中埜 彩子

 昨年に引き続き、今年もAO入試合格者対象のプレゼミナールに在校生として参加させていただきました。昨年は1回生だったということもあり、グループで一緒になった高校生にアドバイスをしながらテーマに沿った物を作り上げるのをお手伝いするという形で参加しましたが、今年はリーダーという貴重な体験をさせていただきました。  
 今年は、高校生の前で挨拶をしたり、ワークショップをしている時は全体を見てアドバイスをしました。最初は高校生とも壁があり、大学生も高校生もお互い不安があり、打ち解けなかったり、なかなか上手く話せなかったりして、最後の発表がどのようにできるのか不安でしたが、ワークショップをしていくうちに高校生も緊張がほぐれたのか、積極的にそして意欲的に参加してくれたようで良かったです。大学生も高校生も笑顔を見せながらワークショップに参加してくれていたので、リーダーである私は、とても安心しました。みんなの笑顔を見ることができて嬉しかったです。その反面、自分が最初にした在校生代表の挨拶は本当に緊張してしまい言いたいことが言えず、またワークショップ中には、的確なアドバイスができていなかったと思うことがありました。でもそれぞれのグループの発表を見た時、私がアドバイスをした事を取り入れてくれたり、実践してくれていたりして、嬉しい気持ちになりました。
 昼食時には、高校生のほうから話しかけてくれたり、最後にはありがとうございましたとお礼まで伝えてくれて、このプレゼミナールに参加して本当に良かったと心から思いました。昨年のリーダーの方から今年のリーダーに選んでいただいたことを感謝しています。不安だらけのプレゼミナールも、周りの同級生や後輩、そして先生方に助けてもらいながらも無事に終える事ができました。先生方からも褒めていただいたこともあり、リーダーをして良かったと思いました。一方で、今回のプレゼミナールで私が先生方から指摘を受けた点は来年のリーダーに伝え、来年度はさらに良いプレゼミナールになるように期待したいと思います。今回リーダーをしたことによって、自分自身、少しは成長できた部分もあり、これからの大学生活では、今回経験させていただいたことが無駄にならないように過ごしていきたいです。そして、今よりももっと頼られるような人間に成長していけるように頑張りたいと思いました。

2017年度AO入試入学者対象のプレゼミナールを終えて
2年生 渡部 沙也加

 私は、AO入試入学者対象のプレゼミナールに参加したのは今年で3回目になります。1回目は、まだ高校生の時で、2回目、3回目は、学生スタッフとして参加させて頂きました。私が高校生として参加したとき、顔見知りの人もおらず、知らない人同士でグループになって話し合い発表するということで、まだ観光の事についてもよく分からない状況でしたので、不安だったことを覚えています。しかし、そんな中で、先輩が声をかけてくださり、様々なアドバイスをくれたり、高校生同士の親交を深めるために、その場を盛り上げてくれたりして、私も大学生になったら、そんな先輩になりたいと感じました。
 それから2年が経ち、今年は、プレゼミナールの最年長学年として参加させていただきました。昨年までは高校生のグループ分けがA、B、C、Dという英語表記でのグループ分けでしたが、今年は少しでも高校生に楽しんでもらえるようにと2回生で考え、猫、豚、猿、熊という動物名でのグループ分けにしました。今年のプレゼミナールのテーマは、「海外での旅行プランを考える」というものでした。その中で各グループがタイトルを決める部分があったのですが、そのタイトルの中に、グループ分けをした動物の名前をアレンジして、タイトルを考えてくれたグループがあり、例年とは違うグループ分けにするだけで、少しでも高校生の役に立てたと思うと、とても嬉しく感じました。今回のことを通して、少し対応を工夫するだけでも役に立てるということが分かり、私たち自身も勉強になりました。
 私は、豚グループのSAをさせて頂きましたが、私が高校生だったときと同様、高校生は緊張していて、最初は全く言葉を発さない人もいたり、最初から最後まで一人で話し続けていた人もいました。グループでの話し合いということで、一人だけがずっと話していても成立しないものなので、言葉を発していない人に、「何か意見ある?」と聞いてみました。一方で、ようやく答えてくれても、その意見を否定し自分の主張を通そうとする人もいたので、そこをSAで改善してあげられなかったところが今回の反省点でもあります。やはりAO入試で入学したからには、こういうディスカッションなどの話し合いの場が多いので、意見を出すということは大切です。しかし、私自身も大学に入学して、ゼミの活動をしてきた中で、話し合いの場で、自分の意見だけを通そうとし他の意見は聞かないというのは、ディスカッションではないと分かっていたからこそ、改善できなかったところが悔しくもあり、今後の勉強にもなりました。そのため、今回のプレゼミナールは良い意味でも悪い意味でも勉強になり、今後の私自身の課題を見つけることができた貴重な体験となりました。これからも様々なことに参加してさらに多角的に学んでいきたいと考えています。

新1年生と関わって感じたこと
1年生 岩田悠佑

 私は、新1年生AO入試プレゼミのSAとして参加させていただきました。このプレゼミの目的では新1年生の顔合わせを含め、入学前にお互いを知る関係になってもらうための企画です。AO入学生同士が最初から周りと話している様子を見てAO入試を突破した経験力・コミュニケーション力・積極性を持った人たちが集まっていてAO入学生らしいと感心しました。そして、オープンキャンパスで話したことのある高校生が合格していて、参加してくれているのを見るとやはり嬉しかったです。
 今回のプレゼミでは、4人が1グループになってもらい、テーマを与え、制限時間内に考えてもらい、最終的には全員の前で発表してもらうというものでした。そして、今回のテーマは「海外の旅行プランを考える」というものでしたが、私が担当したグループだけでなく、ほかのグループもディスカッションや作業に取り掛かるための切り替えがとても早かったので驚きました。
 私のグループでは目的地や季節、日程などはすぐに決まり、どのような内容にするのかを話し合いました。どこで何をして、どのくらいの日数にするのかなどの意見交換や情報収集により多くの時間を使えたので、観光や食事の内容や、注釈に使うための情報も調べることができました。また、発表用に絵なども入れて見やすいように工夫していたので、顔合わせをして初めての発表だったにも関わらずとても完成度の高いものでした。参加してくれたAO入学生には、今回の経験を生かして大学の授業やゼミ活動でも研究や現地調査を行うので積極的に携わっていってほしいと思いました。
 私たちが去年プレゼミを行ったときはSAの方たちにサポートしてもらうことも多かったのですが、今年はAO入学生たちが意欲的に情報や意見を出し合い円滑に進めていました。全ての班の発表の中で最も良くできていたと思ったのは、1つ1つの目的地にコンセプトを設け、そのコンセプトに沿った内容をその場所でしか出来ない事で体験するというものでした。まだ観光の専門的な勉強をしてない高校生であるAO入学生がそれぞれの地域や観光に赴く意味や利点を考えていると思わなかったので非常に驚きました。これからの大学生活において、オープンキャンパスなどで彼らと関わりを持つことが楽しみです。私自身も、今の2年生や3年生のように上手に支援や指示ができるようになりたいです。今回のプレゼミを通して新一年生と交流出来たことは、とても嬉しかったです。大学生活における自分自身の意識まで見直すことが出来る体験となりました。