海と陸、歴史をレンガから感じられるまち~京都府舞鶴市~

国際観光学部3年 上林美凪

 京都府北部に位置する舞鶴。京阪神から自動車のアクセスも良く、日帰りで十分楽しむことができます。日本海に面しており、魚介類を中心とした海の幸を味わうことができます。特に生ガキやカニ、トリガイなどはブランド品としても有名です。海を味方にした、人々が息づく姿を見ることができます。
 さて市の名前にもある舞鶴、この名前の由来になった観光スポットがあります。中舞鶴に位置する五老ヶ岳スカイタワーは、舞鶴の街並みや山、海を見渡せるスポットになっています。そこに行けば、自然がつくり出した景色の壮大さを気づかせてくれます(写真1)。
 舞鶴湾はリアス式海岸になっており、波の影響を受けにくいとても穏やかな湾です。北海道行のフェリーや豪華客船が停泊することもあります。そんな美しい舞鶴湾は、かつて海軍の軍港地としても重要な役目を担っていました。その際に使われていた赤レンガ倉庫は武器や食糧の保管庫になっていましたが、現在は博物館やお土産屋、イベントスペースなどに活用されています。成人式やウエディング、映画撮影などのロケーションにも幅広く活用されており、悠久の歴史を感じさせます(写真2)。また舞鶴湾では、海上自衛隊の基地として自衛隊所有の大きな護衛艦を見ることもでき、海を守る重要な拠点になっていることもわかります(写真3)。ぜひ舞鶴に来られた際には、海の風が漂う景色を楽しんでください。
  • 写真1 五老ヶ岳から見た舞鶴湾

  • 写真2 赤レンガ倉庫群

  • 写真3 海上自衛隊の護衛艦