新入生がスポーツを通して親睦と交流を深めました

 国際観光学部では毎年、新入生オリエンテーションの一環で、スポーツ大会と大学入門ゼミ別フィールドワークを実施しています。このうち、スポーツ大会は入学して間もない新入生の親睦や交流を深める目的で行うものであり、今年度は4月13日(土)に本キャンパスグラウンドとGYCホールで利用して開催しました。なお、当日は新入生158名、スチューデントアシスタント(SA)23名、国際観光学部学生会の学生35名の計216名に加え、教員16名が参加しました。
 スポーツ大会は大学入門ゼミ別の対抗戦で、今年はドッヂボール、大縄跳び、ジェスチャーゲーム、イントロクイズ、お絵描きリレーの5つの競技が行われました。開始当初はやや硬い表情の新入生も見られたものの、次第に競技に熱が入り、スポーツ大会が終わる頃にはすっかり打ち解けていました。
 今年度もスポーツ大会の準備や運営は、国際観光学部学生会が担ってくれました。学生会の皆さんの手際よい運営のおかげで、予定通り進行することができ、新入生にも学生会の活躍ぶりが伝わったと思います。学生会の皆さんのサポートに、心から感謝いたします。
 以下でスポーツ大会の準備や運営に携わった学生会メンバーが、準備段階や当日の様子などについて報告します。(森重昌之)

当日の様子

  • 大谷学部長の開会挨拶

  • 学部学生会中島代表の挨拶

  • ドッヂボールの様子

  • 大縄跳びの様子

  • ジェスチャーゲームの様子

  • イントロクイズの様子

  • お絵描きリレーの様子

  • 表彰式の様子

  • 閉会式の様子

学生会メンバーの報告

みんなのチームワークで成功させた新しい学生会最初のイベント
 国際観光学部3年 中島朋香(国際観光学部学生会代表)

 私たち学部学生会は、4月13日に本キャンパスで行われた国際観光学部新入生オリエンテーションを企画、実施しました。学部学生会では、国際観光学部の学生が充実した楽しい大学生活を送れるよう、いろいろなイベントをその目的に応じて実施しています。今回のオリエンテーションの目的は「新入生同士の親睦を深める」ことでした。まだ入学して間もない新入生にはたくさんの不安があると思いますが、その中でも友人ができるかどうかは大きな不安の1つだと思います。このオリエンテーションに参加してもらうことで、そうした不安を少しでも取り除けたらよいと思い、みんなで企画しました。
 オリエンテーションの準備は春休みに行いました。毎週水曜日に大学に来て、話し合いました。学生会メンバーは3年生が11人、2年生が38人と人数が多く、また春休み期間での活動ということもあり、参加人数に毎回ばらつきがありました。だからこそ、3年生と2年生でしっかりと協力することにより、チームワークを深めながら、少ない期間で準備を仕上げることができました。このオリエンテーションの準備期間を通じて、私たち学生会同士の親睦を深めることにも成功しました。
 当日は新入生よりも2時間早く大学に行き、みんなで準備しました。みんながテキパキ動いてくれたおかげで、準備はすぐに終わりました。オリエンテーションはGYCホールとグラウンドの二手に分かれてゲームを進行し、それぞれ違う競技を行いました。すべてのゼミに、GYCホールでもグラウンドでも競技してもらうため、新入生には途中でGYCホールとグラウンドを交代してもらいました。そのため準備が終わった後、交代する時の誘導経路もしっかり確認しました。また、二手に分かれてゲームを進行するため、GYCホールとグラウンドでそれぞれタイムテーブルを用意し、ゲームが1つ終わるごとにこまめに連絡を取り合いました。お互いが双方のタイムテーブルを共有することにより、リアルタイムでズレを確認し、必要に応じて休憩を入れました。それでも実際は終了時間にズレが生じてしまい、急遽一部の競技を加点なしで行うことで、新入生が時間を持て余すことのないように工夫しました。最後は上位3ゼミを発表し、終了しました。
 このオリエンテーションは、先輩が引退し、新体制になってから初めての行事でした。昨年のオリエンテーションがとてもスムーズに行われ、先生方の評価が高かったので、「今年も必ず成功させなければいけない」というプレッシャーが私の中でありました。最初はみんな緊張していましたが、途中からは「新入生に楽しんでもらいたい」という気持ちが強くなってきたことがわかりました。それぞれが自分の役割を全力で全うする姿は、これからの学生会を期待させるものでした。2年生はしっかりと自分たちで考えて行動し、3年生も2年生をリードできたと思います。そして何より、大きな怪我もなく終えられたことにホッとしています。もっと前もって準備しておかなければならなかったことや、当日のハプニングをもう少し想定できていれば良かったなど、反省すべき点はしっかり来年に引き継いでいきたいですが、まずは学生会のみんなで1つの行事を無事に終えられたことの喜びを分かち合いたいです。

みんなで楽しんだオリエンテーション
 国際観光学部3年 中野幹矢

 4月13日、私たち国際観光学部学生会は、本キャンパスのグラウンドとGYCホールで新入生オリエンテーションを行いました。この企画は1年生同士の仲を深め、阪南大学国際観光学部を好きになってもらうことを狙いに実施しました。不安の多い1年生がどのようにすれば楽しく、希望を持ってもらえるかを考え、春休みから入念に準備しました。今回のイベントは、現在4年生である先輩方が学生会を引退し、私たちの代になって初めてのイベントでした。昨年は新入生オリエンテーションがうまくいき、先生方からお褒めの言葉をいただいていたので、今年は昨年を超えるものにしなければならないというプレッシャーがありました。しかし、会長だけでなく、他の3年生や2年生もとても頑張ってくれたおかげで、当日まで大きな問題もなく進めることができました。
 前日から机やテントを用意し、当日はオリエンテーションが始まる2、3時間前に集合しました。そして、グラウンドとGYCホールに分かれて、新入生オリエンテーションが始まりました。私はグラウンドで、ドッジボールと大縄跳びを担当しました。ドッジボールでは、男子が利き手ではない方で投げてもらうことにしましたが、もしかしたら楽しくないかもしれないという不安がありました。また、女子はドッジボールが嫌いかもしれないので、なるべく楽しめるようにボールを回すよう促しました。私はカメラ係も兼任していたので写真を撮っていると、笑顔あふれる新入生が写っていたので安心しました。また、大縄跳びもみんな楽しそうにしていました。塩路先生が大縄跳びで転ぶハプニングもありましたが、笑顔で終えることができました。後半はグラウンドとGYCホールを入れ替えて、新入生に競技してもらいましたが、どちらも楽しんでいるようでした。前半でちょっと失敗したかなと思う部分も後半では修正し、うまくできたと思います。余った時間では、学生会の紹介やイントロゲームなどで時間をつぶしました。
 今回は全体を通して、2年生がよく動いてくれました。1年生の時は指示待ちだったメンバーも、自分で考えて動き、全力で新入生を楽しませていました。今後、3年生は引っ張っていく立場になるので、今まで以上により良いものをつくり上げるよう頑張っていきたいと思います。後日行われた学生会では、当日の反省と改善点をあげていき、一つずつ解決策を考えたので、来年はもっとより良いものになると思います。今年度の学生会は始まったばかりですので、これから新入生のメンバーも迎え、もっと大きく活動していきたいと考えています。

より良いオリエンテーションをめざして
 国際観光学部2年 大谷航太

 私たちは4月13日、阪南大学本キャンパスで新入生オリエンテーションを行いました。今回、私は初めて新入生オリエンテーションのスタッフとしてかかわり、春休みから準備を開始し、3月は毎週集まって事前準備を進めてきました。今年のオリエンテーションの内容は、グラウンドで行う競技のドッチボール、大縄跳び、GYCホールで行う競技のイントロクイズ、お絵かきリレー、ジェスチャーゲームで、この5種目の総合得点で優勝ゼミを決めるというものでした。新入生オリエンテーションは、1年生のゼミ生同士、そして先生との親睦を深めることを目的としたものです。
 昨年、私が新入生として参加したオリエンテーションは本当に楽しく、オリエンテーションの目的である「ゼミ生と親睦を深める」こともでき、とても満足したものでした。私たちは昨年のオリエンテーションを越えるために、どうすれば新入生に楽しんでもらえるのか、どうすれば親睦を深められるかなど、新入生に満足してもらえるよう、学生会のみんなで考えながら事前準備を進めていきました。
 私のオリエンテーション当日の担当は、GYCホールでの競技の誘導、審判、写真撮影でした。初のオリエンテーションスタッフということで、楽しんでもらえるのか、どのように新入生と接したらいいのかなど、不安はたくさんありましたが、実際に始まってみると緊張も解け、新入生と同じ目線で競技を楽しみながら、審判をしている自分がいました。この時、運営側のスタッフが緊張していたら新入生にもそれが伝わるし、逆にスタッフが楽しみながら取り組んでいれば、新入生にも楽しさが伝わり、競技をしやすい環境になることを実感しました。このことを考えた時、昨年のスタッフはスタッフ自身が楽しんでいたので、私たちも競技をしやすくなり、楽しめたのだと思いました。
 今回の新入生オリエンテーションで良かった点は、待ち時間が少なかったこと、グラウンドとGYCホールでの競技にタイムラグがあった時に、イントロクイズなどを行って臨機応変に対応できたことだと思います。この対応はさすが先輩だなと感じました。他にも、準備が早かったことや何の問題もなくスムーズに終われたことなど、良い点はたくさんありました。しかし、良くなかった点もいくつかあります。スピーカーの音量だったり、予備のインクがなかったりなど、小さいミスが多かったように思います。私が個人的に良くなかったと思うところは、ゼミによって盛り上がりに差が生じてしまったことです。ここを改善することは大変難しいと思いますが、今年の反省点を生かして、来年はより良い新入生オリエンテーションになるように努力していきたいです。