12月8日に開催された全国エコツーリズム学生シンポジウムにおいて、ポスター発表を実施

 今年度の観光実習1(国内)は3年生4名(1名は授業と関係なく任意で)が受講しています。淡路島での2回の予備調査、他大学生も交えての2泊3日のモニターツアー(すでに報告済み)を実施しました。そのあと、吉備国際大学でのフォローアップ調査をおこないました。一連の成果を、公益財団法人・関西交通経済研究センターの懸賞論文に投稿中です。そして、12月8日に大津市で開催された全国エコツーリズム学生シンポジウムにおいて、ポスター発表での報告をいたしました。以下、参加した学生の感想を紹介します。

国際観光学部3年 
 大矢 萌々華

 淡路島で行った実習での研究結果について論文を書きました。その論文を交通に関する提案、提言を募集している懸賞論文に応募しました。初めての論文執筆で最初はとても苦労しましたが、書いていくうちに数回行ったフィールドワークで得た引き出しがたくさん出てきて、なんとか仕上げることができました。今回書いた論文では、淡路島の路線バスの活用をテーマにしました。淡路島の路線バスはかなり不便であることが現状で、それを解消するために、ドラゴンクエスト(作者が淡路島洲本市出身)と連携し、さらにたまねぎ型バスを作ることで若者の移住、観光者が増え、バスの本数が増え、地元住民も使いやすくなるのではないのかと、提案しました。自分の中ではとても納得のできる論文ができ、とてもやりがいを感じました。
 この国内観光実習では、論文以外にも、フィールドワークやポスターセッションなどさまざまな経験をすることができました。特にフィールドワークでは、さまざまな方にお話を聞き、そこから発展させ、モニターツアーを計画し、実施したことがとても楽しかったです。国内観光実習を受講して本当に良かったです。

国際観光学部3年 
 坂本 光

 若者に興味を持ってもらいたい・観光から移住を視野に入れてほしいということを目標にモニターツアーを実施しました。今回のモニターツアー制作にあたりそれまで知らなかった淡路島の魅力を体感することができました。
 淡路島は自然が豊かなこと、食べ物がおいしいことが魅力です。
 ツアーの中でも天体観測や海ほたる鑑賞、カフェ巡り(任意)が盛り込まれており参加者もその魅力に触れることができたのではないかと思います。ツアーの2日目・3日目ではバス乗り放題チケットを購入してもらい淡路島を自由にめぐってもらいました。しかし事前調査時にバス乗り場の確認や便数の確認が不足だったため、移動に時間を取られるという結果に終わってしまいました。しかしアンケートでは、非常に満喫できたや移住も視野に入れるという意見が得られ目標は達成できたかなと感じました。

国際観光学部3年 
 谷本 初音

 2018年12月8日、日本エコツーリズム協会が主催する「第10回全国エコツーリズム学生シンポジウム」にてポスター発表をしました。私たち国内実習の授業では、出所率が20代前半の女性が多い淡路島をフィールドにし、魅力を知ってもらうためにモニターツアーを企画しました。9月18日~20日に淡路島でモニターツアーを実施した内容を今回発表しました。今回ポスターセッションを通して、淡路島すら知らない人もいて説明するのが大変でした。ポスターに地図や詳しい説明を付け加える工夫が必要だったと思いました。また、自分とは違う視点からの意見や質問があり勉強になりました。
 今回の経験を通して、一番感じたことは他の人に説明することの難しさです。初めてのポスター発表で内容を伝えるのに必死になってしまい質問にもすぐに返信できずまた、自分の言葉で魅力を上手く伝えることが出来なかったです。自分たちが一番理解しとかないと他の人に説明できないと気づきました。また、周囲には大学生や大人の方もいて、刺激を受けました。同じようにモニターツアーを企画した大学の発表を聞きましたが、内容が違い学ぶことが多く今後の参考になりました。今回のポスターセッションはとても貴重な経験ができました。

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