文:東 優介 撮影:炭家清花
 
 今回は、宅建に合格された経営情報学部3回生の藤田圭吾くんに取材させていただきました。

逆算思考と勉強の習慣づけが資格合格につながった

——:宅建合格おめでとうございます!
藤田:ありがとうございます。
——:資格を取ろうとしたきっかけは何でしょうか?
藤田:大学2回生の春に、何か一つ資格を取りたいと思っていました。そして、友人が資格講座を受けることをきっかけに、自分も資格を取ろうと考えました。
——:宅建を取ることで身についたことはありますか?
藤田:勉強に対する習慣がついたことが大きいと感じています。
——:宅建は例年、合格率が15~17%と難しい資格ですが、挑戦した理由は何ですか?
藤田:難しい資格にチャレンジしてみたかったからです。
——:いつ頃に資格取得を目指し始めましたか?
藤田:大学2回生の2月頃から本格的に勉強に取り組み始めました。
——:いつ頃合格されましたか?
藤田:その年の10月に合格しました。
——:学内資格講座は利用されましたか?
藤田:利用しました。
——:実際資格講座を受けることでのメリットはありしたか?
藤田:独学では重要な部分が把握できない状態で勉強するので、なるべくテキストのすべての内容を覚えようとして学習量が多く効率が悪いのですが、資格講座では去年の問題などから出やすいポイントをおさえて学べるので、利用した価値がすごくありました。
——:どのようなスケジュール(時間配分)で勉強されていましたか?
藤田:最初はテキストを購入して独学で30分~1時間ぐらいで勉強を進めていました。そして5月からは学内資格講座で3時間、9月からは7~8時間で、決まった時間で勉強するようにして習慣づけしていました。
——:一日に7~8時間も勉強する集中力はどのように身に付けましたか?
藤田:完全に習慣化させることですね。
私の場合は、朝ご飯を食べて9時には勝手に教科書を開けているぐらい当たり前にしていました。なので、勉強が苦に感じるこがありませんでした。
——:アルバイトはしていましたか?
藤田:はい。していました。
——:アルバイトがある日は、一日7~8時間の勉強の習慣づけが乱れませんでしたか?
藤田:アルバイトがある日は、働いている時間以外で勉強量を増やして補っていました。
——:勉強はどこでしていましたか?
藤田:図書館など物音がするところでは集中が続かないので、基本的には自宅でした。
——:勉強をしている際に、これまでの経験で生かせたことはありますか?
藤田:物事を逆算してよく考えるので、5月からの資格講座を受ける前に事前に用語などを覚えておくことで、効率よく学習することができました。
——:勉強するときに自分の中で決めていたことはありますか?
藤田:勉強を習慣づけるために、なるべく遊びは断るようにしていました。
——:宅建の内容で最も難しいと感じたポイントはどこですか?
藤田:民法が苦手でした。
理由としては、ほかの科目は暗記科目なのに対して、民法は本質まで理解したうえで解かないと難しい科目だと感じたからです。
——:苦手な部分をどのようにして克服されましか?
藤田:勉強するときは苦手な民法ばかりに時間を割かずに、ほかの分野で点数を取るようにして、民法は最低限とれるようにしていました。
——:勉強量が多い宅建ですが、モチベーションの維持はどのようにしていましたか?
藤田:この年に資格を取るという強い覚悟だけです。
資格講座で払ったお金と、今まで勉強してきた時間を無駄にしないためだけに頑張りました。
——:大学卒業後の目標は何でしょうか?
藤田:不動産仲介に就職が決まったので、そこで活躍することです。
——:宅建を目指している方々にアドバイスをお願いします。
藤田:勉強時間をしっかり確保することと、資格講座を受ける前に市販のテキストを買い、一通り目を通して用語を覚えておくことが大切だと思います。

情報系と経営が合わさった学部に興味があり阪南大学に

——:出身高校を教えてください。
藤田:徳島県立池田高等学校です。
——:入試種別を教えてください。
藤田:一般入試前期のベスト2教科型です。
——:経営情報学部を選んだ理由は何でしょうか?
藤田:経営と情報系が合わさっていて、珍しいと感じたからです。
パソコンや機械系に詳しくなっておきたいという思いもありました。
——:部活、サークルは何か入っていますか?
藤田:サッカーサークルです。
——:サークルに入ってよかったことは何ですか?
藤田:友達ができて交友関係が広がったことです。
——:所属ゼミを教えてください。
藤田:山内ゼミです。
——:そのゼミに入った理由は何ですか?
藤田:東京ディズニーランドのフィールドワークと、マーケティングに興味があったからです。
——:ゼミではどのようなことをしていますか?
藤田:フィールドワークで施設の課題点を見つけて、その解決策を考えて企業に提案するという事をしています。
——:山内ゼミに入ってよかったことは何ですか?
藤田:フィールドワークをとおして、施設の課題点を見出して改善案を出すというマーケティングを学べることです。あと資格取得に関して協力的で、さまざまな点でサポートしてくれました。
——:これまで受講してよかった授業はありますか?
藤田:ドイツ語と簿記です。ドイツ語は文化の違いや価値観を学べて面白かったです。簿記はお金の流れを学べてためになりました。
——:残りの大学生活の目標は何ですか?
藤田:ファイナンシャルプランナーの資格を取りたいと考えています。
あとは就職も決まり、残りの大学生活を楽しみたいので、旅行に行きたいと思っています。


取材を終えて

 お忙しい中取材を引き受けていただきありがとうございます。取材を通して藤田君のやると決めたらやりきる姿勢、実行力を感じました。私も見習いたいと思います。最後になりましたが、宅建合格おめでとうございます。今後の活躍をお祈りしております。
炭家清花

 
 取材を通して、藤田くんの一度やると決めたことに対して全力でやりきる強い覚悟と、勉強と遊びをしっかりとメリハリをつけてるところから、学習に対する前向きな姿勢を感じられました。また、自分の中で習慣づけを徹底して、継続させる強いメンタルも藤田くんのすごい所だと感じました。お忙しい中、取材に応じてくださりありがとうございました。
東 優介

ゼミ指導教員より

 宅建合格おめでとう!!
 藤田くんは、2回生の時から山内ゼミに所属していますが、大変真面目な学生であると言う印象を持っています。それは、東京ディズニー・リゾートやユニバーサル・スタジオ・ジャパンで取り組んだフィールドワークでは、自ら考えた課題に真摯に取り組んでいる姿が印象的でした。また、社会連携活動の報告会でもしっかりとしたアイデアを発表していました。
 宅建の受験についても、将来の希望職種や業種などの就職先を視野に計画的に取り組んでいましたし、それが合格という結果に繋がったと思います。
これからのキャリア形成を含めて頑張ってもらいたいと思います。
山内孝幸
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