2017.7.10

経営情報学部学生広報誌「じぇむ」no.5 経済産業省情報セキュリティマネジメント試験に合格した芝田佳奈さん

経営情報学部学生広報誌「じぇむ」no.5 経済産業省情報セキュリティマネジメント試験に合格した芝田佳奈さん

文:中野優香 撮影:山本あづさ

 中野です。今回は情報セキュリティマネジメント試験に合格された芝田佳奈さんにお話を聞かせて頂きました。

新設されたばかりの国家資格にチャレンジ!

——:情報セキュリティマネジメントとはどのような資格なのか教えてください。
芝田:情報セキュリティマネジメントは、システムを作る技術者ではなく、会社内の情報管理者のための資格です。ちなみに経済産業省が主催している国家資格なんですよ。
——:国家資格なんですか!すごくかっこいいですね。取得しようと思ったきっかけは何なんですか?
芝田:きっかけは2回生の時にゼミの先生がこの資格の話を持ってきてくれたことですね。他に興味のある資格もあったのですが、ネットワーク全般の内容が入る試験だと聞いたのと、また改めてネットワークについて勉強したいという気持ちから挑戦しようと思いました。
——:取得したのはいつ頃ですか?
芝田:この資格自体が2016年4月から始まった新しい資格なんです。年二回ある試験なのですが、春期試験は落ちてしまって…。でも諦めずその後も勉強を続け、その年の秋期に取得することができました。
——:そうなんですね。落ちてしまったとき、折れてしまう方もたくさんいらっしゃると思うのですが、芝田さんはどうやって気持ちを維持したのですか?
芝田:そうですねー。やっぱり国家資格というのが大きいですね。国家資格を持っているというのはやっぱり自信にも繋がるので。あと、学生の時間を最大限に利用して資格を取得しようというのが大学入学時からの目標だったので気持ちを維持したまま頑張ることができました。

女子学生特別入試の特典を生かして資格取得

——:努力の背景にはとても立派な目標があったんですね。資格取得が入学時からの目標ということは他にも何か資格を取られたのですか?
芝田:はい。私は女子学生特別入試で入学したので、その特典を生かし、ほかの資格講座も受け、資格をいくつも取得することができました。
——:そうなんですね。

(担当教員注:阪南大学女子学生特別入試で合格すると、学内資格講座受講料が無料になります。また、情報セキュリティマネジメント試験は合格すると学長奨励賞として報奨金五万円が授与されます。

新設資格だったので、独学!

——:芝田さんが行った勉強方法はどのようなものですか?
芝田:私はまず参考書を読み込むことから始めました。参考書の中にも見慣れない単語がたくさんあったので、その単語を一つ一つ調べ、自分なりに理解することを心掛けました。あとは試験では文章問題が多いので、文章の読解問題にも力を入れていました。
——:工夫されていたんですね。勉強期間はどれくらいでしたか?
芝田:2016年1月から8月くらいまでですね。一日最低2時間は集中して勉強をすると自分で決めてメリハリをつけて勉強していました。
——:おすすめの参考書などがあれば教えてください。
芝田:おすすめの参考書は株式会社わくわくスタディワールドの「情報セキュリティマネジメント教科書」です。私の時は資格自体ができて間もなかったこともあり、教科書が少なかったです。でも今は前よりもたくさん出ていると思うので、自分に合った教科書を見つけられると思います。
——:学内資格講座は利用されましたか?
芝田:しませんでした。資格ができたばかりで対策ができないのが理由で大学にこの資格の講座がまだなかったんです。学外の専門学校の講座を受けるという手もあったのですが、よく考えたら経営情報学部は情報の学部だし、「ネットワーク論」の授業もあったし、インターネットネットやセキュリティに精通している、言わばプロである先生方がたくさんいらっしゃったので、分からないところは全て先生方に尋ねました。
——:すごいですね。ということは先生方の力も借りつつほぼ独学で勉強なさったのですね?
芝田:そうですね。大変でしたが先生方が優しく教えてくださったので資格取得することができました。
——:大変だったことを教えてください。
芝田:まず知識面ですね。あとは周りに受ける人がいなかったので、友達と一緒に勉強することができませんでした。試験会場も社会人が多く私の年代の子はとても少なかったです。

(担当教員注:受験者に社会人が多かったのは、新設資格のため、既にその業務に携わっている人が多く受験したためだと推定されます。)

採用試験時に資格の話で面接官との話が広がる

——:この資格を持っていて、就活で役立ったなどのエピソードはありますか?
芝田:できたばかりの資格ですから、正直まだこの資格の知名度は低いです(笑)。
でも面接官の方に「この資格どんなものなの?」と尋ねられ、この資格がきっかけで話が広がったり、自己アピールに繋げることができます!そういう面においても、この資格を取っておいて損はなかったなと思っています。
——:これからこの資格に挑戦する人に一言お願いします。
芝田:この資格は取ってすぐに使う!ということはできませんが、どんどんIT化が進んでいる今の社会では必要不可欠な資格だと思っています。たくさんの人がインターネットを利用するということは、たくさんの情報でネット上が潤うということですが、その裏側では情報の不正流出、不正利用などの被害を受ける可能性も多く孕んでいます。そういった危険からたくさんの情報を守る盾になるのがこの資格です。そして同時に社会人として必要な知識も会得することができます。大変ですが、頑張ってください。

取材を終えて

・芝田さんはとても優しい方で、インタビュー中ずっと笑顔でお話を聞かせてくださいました。芝田さんのお話で、この資格がどれほど難しいのか、どれほどの強い意志と粘り強さが必要なのかがありありと伝わってきました。そしてそれと同時に努力する大変さ、大切さも芝田さんから学ぶことができ、とても有意義な時間を過ごさせて頂きました。
芝田さん、ありがとうございました。
中野優香


・芝田さんは情報系の授業のSA(Student Assistant:実習を伴う授業等で、教員の補助を行う学生)をされており、私もSAをやっている関係から、以前少しお話させていただいたことがありました。明るく、周囲を和ませるような雰囲気を持っている方で、撮影も和やかに進みました。そんな雰囲気を写真からも読み取っていただければと思います。
山本あづさ


経営情報学部学生広報委員会では、「じぇむ」の記事を書いていただける方を募集しています。興味のある方は担当教員(濱)か、教務課までお問い合わせください。

関連サイト

ゼミ指導教員より

濱道生(2018年6月追記)

芝田さんは明るく朗らかな性格である一方、ゼミの課題発表では鋭い分析力を発揮していました。卒論「回帰分析から見る公立動物園の入園者数決定要因」は、全国の動物園のデータを統計的に分析したもので、芝田さんの能力の高さを示すものでした。芝田さんの社会人としてのご活躍を期待しています。(なお、芝田さんの情報セキュリティマネジメントシステム試験にむけた勉強については、前田利之先生に大変お世話になりました。)