経営情報学部において学部研究会を開催

 2015年11月27日に経営情報学部においてFD活動として学部研究会を行いました。
 FDとは、ファカルティ・ディベロプメント(Faculty Development: FD)の略称であり、大学教員の教育能力を高めるための実践的方法のこととされ、大学の授業改革のための組織的な取り組みのことをさします。

<2015年度の活動>

第1回学部研究会
  日時:2015年6月5日
  報告者:経営情報学部教授 川端庸子先生
  報告テーマ:「英国におけるプライベートブランドの実証研究 −英国小売企業と独系小売企業の比較を中心に−」

第2回学部研究会
  日時:2015年7月17日
  報告者:経営情報学部教授 三好哲也先生
  報告テーマ :「データ分析と視覚化による 問題解決アプローチ」

 第3回目は、経営情報学部教授の李炳夏(リ ビョンハ)先生から「組織改革のもう一つの次元、アクターネットワーク・ストラテジー」のタイトルで李先生の最新のご研究についてご報告いただきました。李先生は、新しい組織改革方法として、アクターネットワーク・ストラテジーが重要であることを指摘されました。
 このアクターネットワーク・ストラテジーとは、「IoT (Internet of Things)でつながる「モノ」を含む組織内のアクターを特定し、その全組織構成員(アクター)たちがネットワーク建設者の意図通りに動いてくれることを目指す戦略」のことです。
 つまり、モチベーションや賞罰を超えるマネジメント手法としてIoTやアクターネットワークを活用する新しい方法なのです。
李先生が今回ご報告された詳細な内容については、阪南論集に掲載・公開される予定です。お楽しみに!

 次回は、12月11日に経営情報学部教授の北川悦司先生から「北川ゼミの活動状況について〜就職活動で使える実績作りなど〜」についてご報告いただく予定です。

(文責:情報学部FD委員 川端庸子)