国際観光学科学生会 2年 高松美怜
〜はじめに〜
7月9日(水)に毎年恒例となる七夕祭りが開催されました。本イベントは、より充実したキャンパスライフを提供することを目的に、国際学部国際観光学科の学生会が中心となって企画したものの一つです。今回は、その「七タ祭り」の様子を詳しくご紹介します。
本キャンパスに移ってから2度目となる七夕祭りでしたが、今年も多くの学生が来場し、昨年以上に活気ある一日となりました。
〜準備の様子〜
今年の七夕祭りは、昨年の反省を活かしながら企画を練り上げました。昨年は教室を会場としたため、外から様子が見えにくく、初めて訪れる学生にとってはやや入りづらい雰囲気がありました。そこで今年は、誰でも気軽に立ち寄れるよう、4号館1階の共有スペースを会場としました。開かれた空間にしたことで、通りがかった学生が自然に足を止め、また他学部の学生や先生方の目にも留まりやすくなり、来場者数の増加につながりました。
準備の段階では、学生会のメンバーが役割を分担し、装飾・企画・運営などを協力して進めました。今年は、留学生の学生会メンバーも参加し、意見を出し合いながら準備を進めたことが大きな特徴です。異なる文化背景を持つ仲間と共に企画を考えることで、七タという日本の伝統行事を、国際学部らしい多様な視点から見つめ直すきっかけにもなりました。
〜イベントの様子〜
七夕の雰囲気を感じてもらえるよう、1週間ほど前から会場に笹を飾り、短冊や恋みくじを設置しました。昨年は短冊がすぐになくなり、ルーズリーフを代用している学生を見かけた場面もあったため、今年は十分な数を準備し、多くの学生が願いごとを書き込むことができました。色とりどりの短冊が揺れる様子は、会場を一層華やかに彩りました。
縁日コーナーでは、わなげ・ボーリング・ストラックアウト・お菓子釣りを実施しました。前半3つのゲームの合計得点によってお菓子釣りの回数が変わる仕組みで、学生たちは友人と競い合いながら盛り上がりました。的までの距離によって点数が変化するため、挑戦するたびに歓声や笑い声があがり、会場は活気にあふれていました。
さらに浴衣の着付け体験も実施し、呉服店の方の指導を受けた学生が挑戦しました。浴衣姿になった学生たちは、友人同士や先生方と写真を撮り合い、キャンパス内はいつもとは違う華やいだ雰囲気に包まれました。
特に先生が訪れて学生と一緒に写真を撮る姿は印象的で、普段の授業では見られない和やかな交流の場となりました。
〜おわりに〜
このように、今年の七タは多くの工夫と準備の成果が実り、学生たちにとって思い出深い一日となりました。浴衣を着て写真を撮る学生の姿や、先生と学生が一緒に楽しむ光景は、大学生活のかけがえのない一時を象徴していたように思います。
昨年の反省を活かして会場を共有スペースに変更したことや、浴衣を洗濯せずに返却できるようにし負担を減らしたこと、短冊の数を増やすなどの工夫が来場者増加につながったことは大きな学びとなりました。
最後になりますが、開催にあたりご協力いただいた先生方や呉服店のもりた屋さん、そして参加してくださった学生の皆さんに心より感謝申し上げます。
今後もこうした伝統的な行事を通して学生同士が交流し、学び合う機会を大切にしていきたいと考えています。来年以降もさらに工夫を重ね、より多くの人に楽しんでいただける七夕祭りを目指していきます。

