経済学部では、基礎教育科目として「大学入門演習」を開講しています。1年次生全員が履修するこの演習の目的は、新入生が大学生活への円滑な移行と適応を実現すること、また、コミュニケーション能力の向上を通じて協力関係を構築することです。
 後期の授業においては、前期で築いたクラス内の協力関係を基礎として共同研究(調査)を進めてきました。その成果を報告する場が課題成果報告会です。2022年12月20日(火)、1限目クラスと2限目クラス(それぞれ8クラス)に分かれ、1号館フロンティアホールにて各クラスの代表グループ(代表者)が様々なテーマについて報告しました。
 各報告に対して、参加学生は評価項目に従って評価し、最も優れたと考える報告(所属クラスの代表は除く)に1票を投じます。また、大学入門演習を担当しない経済学部の教員3名が特別審査員として審査に加わりました。どの報告もクラス代表になるだけはあり、しっかりとした調査に基づく説得力のあるプレゼンテーションでしたが、とりわけ下記の報告は、上位3位内入賞となり表彰の対象となりました。

表彰報告のテーマ

1限目
1位 高齢労働者が活躍する社会へ ~労働力を高めるために何が必要か~
2位 大学生アルバイトの現状
3位 脱マスク ~マスクのない時代へ~

2限目
1位 キャッシュレス決済の日中比較
2位 W杯の影響
3位 レジ袋有料化はどのような変化を社会にもたらしたか
 参加した学生は、他クラスの報告からも多くを学び、来年度以降の専門演習につなげることができたのではないかと思われます。

謝辞

 本事業は阪南大学学会2022年度学部教育研究活動助成事業補助を受けて実施しました。ご支援いただいたことに感謝いたします。
2022年度 大学入門演習 主担 植村 吉輝