文責 青木 博明

 経済学部のビジネス統計分析パッケージでは、2022年12月20日(火)、パッケージ内の西本ゼミ、村上ゼミ、青木ゼミの2年次生が一堂(2301教室)に会して、研究報告会を行った。
 各ゼミを3グループずつに分けて、計9グループが研究報告を行った。報告したテーマ・内容は、パッケージで学んだ統計学やデータ分析、計量経済学の専門知識を活かした分析等となっている。またパッケージの上級生にも出席してもらい、各報告に対して採点してもらった。各ゼミから2名づつ選出された学生実行委員が、報告会の運営にあたり進行と司会を行った。新型コロナウィルスの感染対策を十分に行って実施した。
①タバコとがんの因果関係/青木ゼミ
②♪Health promotion & Go traveling♪~高齢者がもたらす経済成長への影響~/西本ゼミ
③1人しりとり/村上ゼミ
④肉と魚の消費量の相関/青木ゼミ
⑤柿の廃棄と母子家庭を繋げた企画 ~子供の憩いの場を求めて~/西本ゼミ
⑥みんなの趣味は何がある?/村上ゼミ
⑦2016年度 交通事故件数/ 青木ゼミ
⑧道の駅と空輸でつなぐ地域活性/西本ゼミ
⑨キャッシュレス決済 ~これからの決済方法~/村上ゼミ
 各報告に対して学生と教員が採点を行い、その総合評価の上位3チームを表彰した。1位は「♪Health promotion & Go traveling♪~高齢者がもたらす経済成長への影響~」、2位は「道の駅と空輸でつなぐ地域活性化」、3位は「柿の廃棄と母子家庭を繋げた企画~子供の憩いの場を求めて~」であった。3チームには副賞として図書カードが贈られた。
 経済学部では、1年次でも大学入門演習で報告会を行っており、大きな成果を得ているが、この2年次での研究報告会では、パッケージで学んだ統計学などの知識を使っており、その分専門的であるといえる。今回も分析手法として専門的な統計分析を使った報告があった。
 常日頃、学生達は教室で本とパソコンに向かい、あるいはフィールードワークで、勉学に励んでいるが、その成果を報告するために、同じパッケージの者が一堂に集まり、学生が主体となってこのような研究報告会を開くことは学習の励みとも目標ともなり、大変有意義である。
 学生たちは皆、分析・調査や報告書の作成、プレゼンの用意に力を注ぎ苦労したと思う。ただ力を注いだ分だけ、自身の肉となり骨となる。ただし、統計学の知識はまだ十分とはいえない。むしろ、この報告会で自分の知識の足りないことに気付いた学生もいると思う。統計学やデータ分析は、現代のIT社会においてはとても実践的で面白い分野である。
 これからの学生生活では、これを契機に今後も専門知識の修得に積極的に取り組んでほしいと思う。

謝辞 
本事業は阪南大学学会2022年度学部教育研究活動助成事業補助を受けて実施しました。ご支援を頂いたことに感謝いたします。