2016.12.16

阪南大学経済学部奨学金(2016年度) 奨学生レポート⑥

阪南大学経済学部奨学金(2016年度) 奨学生レポート⑥

経済学部 2年 石原 夏帆 さん

 今回、私はリーダーシップ枠で奨学金をいただき、今までの自分にはできないであろう経験ができたことを強く実感しています。経済学部学生企画委員会に所属し、夏はオープンキャンパスで主に活動していました。5月頃には動き始めていて、最初にした作業は去年使った備品の確認でたくさんある段ボール箱や袋から探し出すのは大変な作業でしたが、先輩と去年の話を交えながら、今年はどんなオープンキャンパスになるのだろうと話している時間は今の自分にとってはとても懐かしく思えます。奨学金をいただいたことによりアルバイトをする時間を削ることができ、準備等にも参加できたので去年より更に深くオープンキャンパスに関われたと思います。また、後輩ができたことにより去年とは違う緊張感を持てて、何もわからないわけではないのでしっかり行動していかなければならないと思いました。一度経験しているとはいえ、約一年ぶりのオープンキャンパスは緊張しました。高校生は阪南大学に興味を持って来てくれているのでそこから私たち学生がいかに魅力を上手く伝えられるかが重要だと思います。私は女子カフェという班で、内容は女子高生やその
ご両親から学生生活についての質問を受けたりする場です。最初はみんな緊張して話しにくそうにしていてもたくさん話をして帰るときは笑顔で挨拶してくれたのが一番嬉しかったです。このような機会はこの委員会に入ったからこそ与えられるものだと思います。
 もう一つ、別で活動していたことがあり、それは住んでいる地域での夏祭りです。こちらの準備期間はオープンキャンパスの準備と重なっていたのもあり、たまにしか顔を出すぐらいしかできなかったのですが、地域の方はとても温かく接してくれました。当日、私は一つのブースの店頭に立って働きました。食べ物を扱っていたのですが、商品を渡す際は幅広い年代の方と話すきっかけになったので楽しかったです。ありがとうとお礼を言われると嬉しかったし、外で暑かったのですが心の支えにもなっていました。行事が終わった今、関わった方には顔を覚えてもらい、道で会うときには挨拶するので地域との関わりは大切だと思いました。
 今年、私は今までにないぐらいのたくさんの幅広い年代の人と関わることができ、これからの成長に必ず繋がることができたと思います。自ら進んで行動することが苦手だった私はそのままだと近い将来必ず後悔していたと思います。様々な人と交流したくさん吸収することで新たな自分を見つけるきっかけにもなりました。それと同時に勉強時間も増やすことができました。旅行系の資格を取りたいと思っており、覚えることはたくさんありますが興味があることだと勉強も楽しく感じ、今までこんな事思ったことがなかったのでこう思えたのもアルバイト時間を減らし自分の時間を確保できたおかげです。これからも人との関係、勉強を重点的に視野に入れて学生生活を過ごしていきたいです。

経済学部 2年 日下部 正大 さん

 今年度、経済学部奨学金を受給できたことにより、学内の活動に積極的に取り組むことができました。昨年度は、授業・講義が終了次第アルバイトに行く日々が多々あったのですが、奨学金のお蔭でアルバイトの時間を計画的に削減することが可能となったためです。また、勉学の面においても通常授業の予習・復習に余裕を持って行うことができました。
 私は、学内活動としては「経済学部学生企画委員会」に所属しており、主にオープンキャンパスや学内フリーマーケットの企画・運営に携わりました。
 オープンキャンパスでは企画のコンセプト作成に始まり、そのコンセプトに合ったレイアウトを考え、レイアウトに合う装飾品を作成していました。また、準備を行っていく中で徐々にメンバーと仲良くなり信頼し合える関係になっていきました。このような関係を築くことができたのは毎日のように作業に参加し互いを知り合えたことが大きな要因であると感じています。当日は、「男子カフェ」という名の学生自身が来場者の相談に乗る、いわゆる学生相談班のリーダーとして、仕事の指示、メンバーの動きを把握しまとめました。実際に行ってみると、成功ばかりではなく失敗も少なからずありましたが、その失敗について次はどのようにすれば成功に繋がるのか、つまり改善点を考えることが重要であることに気づくことができました。
 学内フリーマーケットでは、企画班のリーダーとなり何を目的に行うのか、当日盛り上げるためにどのような企画を立てるべきかをメンバーみんなで話し合いました。その結果、売り上げの一部を「平成28年熊本地震災害義援会」に寄付することにし、当日はグランプリの形をとり出店に協力してくださった各ゼミの競争力を高め活気付けることとなりました。そしてメンバーでチラシを配り、立て看板を設置することで認知度も高まり、大盛況で終えることができました。また、募金活動を行い寄付することで経済と関わる事ができたので良い経験になったと思います。
 この2つの行事、オープンキャンパス、学内フリーマーケットでの動きを振り返りますと、私自身には反省することも多くあり、上級生の方々の温かい助言で乗り越えることができたと思います。その言葉を胸に刻み、来年度は3回生となる私たちが中心となって「経済学部学生企画委員会」を引っ張っていこうと思います。また、リーダーとして無事に責任を果たせたことで大きな達成感を味わえることができ、今後の自信にも繋がりました。
 このような貴重な経験ができたのも経済学部奨学金を頂くことができたおかげです。本当に感謝しています。今後も大学生として社会の常識に恥じない行動をとり、様々な経験をして成長していこうと思います。