阪南大学経済学部奨学金 奨学生レポート⑨ 「奨学金給付を受けて充実した学業・学校活動」

経済学部 新4年 大平 拓也

 私は、今年度、経済学部奨学金の給付を受けたことにより、これまでアルバイト等のために使ってきた時間を学業その他の活動に向けることができたことをとても感謝しています。今回は、給付を受けたことにより力を注ぐことができた二つの活動について報告したいと思います。

 まず、一つ目はキャリアゼミ活動です。私たちのゼミでは「犯罪を犯した高齢者の現状」というテーマで、ゼミ活動に取り組みました。授業で、まず高齢者の犯罪内容、犯罪経緯などの問題をまとめ発表し、実際の現状を把握するため、訪問先を沖縄の「地域生活定着支援センター」に決めました。訪問にあたっての交通手段、宿泊先の確保も率先して担当しました。また、当日の訪問先での調査内容や調査方法についてゼミ全体を取りまとめ、相手方に失礼のないよう段取りに取り組みました。
 沖縄の「地域生活定着支援センター」を訪問したことで、離島が多い沖縄独特の問題があることや、今後のサポートでの人員が足りない現状を知ることができ、そうした現状を学内報告会で報告しました。
 報告では、私がプレゼンテーションも担当をしました。いかにわかりやすく伝えるかを考え、現状を知ってもらうことが私の役目で、今回のキャリアゼミ活動を多くの人に知ってもらい、少しでも職員の人の取り巻く環境がかわればという思いで報告しました。
 次に、二つ目の活動は、経済学部学生委員会という組織でかかわったオープンキャンパスです。ここで私はグループリーダーの一人として活動しました。「経済学」をわかりやすく、高校生に楽しく伝える方法を考えるために何度も会議を行いました。先生方と意見交換を行い、先生と学生との意見を調整するパイプ役として尽力しました。また、具体的な内容を詰め、まずは「高校生に足を運んでもらうこと」を目標に各リーダーと話し合い合いを行いました。勉強との両立に悩んだり、考え込んだりしたこともありましたが、結果として前年よりもかなり多い高校生を経済学部ブースに招き入れることができたという達成感、そして、社会で役割を担うことの充実感を得るが出来ました。
 今回、奨学生に選ばれたことで、アルバイトを最小限に押さえることができ、勉学や学生のうちにしか出来ない貴重な時間を作ることが出来ました。いろいろな経験ができる可能性を広げてくれた奨学金給付には大変感謝しています。どうもありがとうございました。