阪南大学経済学部奨学金 奨学生レポート⑥「私の奨学金受給後の取組みについて」

経済学部ビジネス法プロジェクトゼミ ゼミ代表 川上泰宏 (2年生)

 私はビジネス法プロジェクトゼミでゼミ代表を務めつつ、公務員試験の勉強に励んでいます。ビジネス法プロジェクトゼミでは、国家一般職、地方上級、市役所、警察官、消防士などの公務員試験の合格を目指した活動がなされており、ゼミ生も皆公務員を目指しているので、勉強もはかどり情報交換などもしやすく切磋琢磨し刺激しあえるとても良い環境が提供されています。

ゼミ活動

 ゼミでは、公務員試験の必須科目でもある数的推理・判断推理について、各自で『公務員試験 新スーパー過去問ゼミ』という問題集を事前に購入、勉強したうえで、その問題を皆の前で説明するという形式で授業が進められています。ゼミ生自身が前で問題の説明をするので、人に分かりやすく説明する能力、人前に立ち話すという能力も身につきます。もちろん説明の足らないところは、先生に補助していただいています。なお、この教科書は試験科目ごとに販売されているので、すべての科目を購入しようとすれば費用がかさみます。そこで私は奨学金を教科書購入の費用にも充てています。

 また、ゼミの時間だけでは公務員試験の内容をカバーできないので、サブゼミという時間を自主的に設けて少しでも多くの内容を勉強できるように努めています。サブゼミでは英語の長文読解を現在行っており、試験で出題される問題文を理解できるようにレベルアップをはかっています。加えて、先生より英語のレベルアップには学生向けの英字新聞を日頃から読むのが効果的であるとのアドバイスもいただいたので、奨学金を利用して英字新聞を定期購読するようにしたいと考えています。
 ただし、やはり授業だけでは公務員試験の科目をすべてカバーすることは難しいので、公務員試験に合格するためには各自で勉強することも必要になります。どのような職に就くとしても各自で勉強することは必要ですが、公務員になるには様々な内容を幅広く勉強することが必要なので特に自習が重要です。そこで、私は奨学金を利用して、大学外の予備校に通っています。私が外部の予備校を選択した理由としては、様々な大学から沢山の生徒が来ているからです。他大学の方と交流することでより沢山の情報や勉強方法を知る事も可能になることと、高い目標を持っている人と一緒に勉強することで負けていられないという気持ちが出てきて自分の勉強にも熱が入るのではないかと考えたからです。そして、予備校で入手した情報や勉強方法は同じゼミ生でも共有していきたいと考えています。

法学検定

 なお、ビジネス法パッケージでは、勉強の理解度を測るための法学検定試験を学生が受けやすくするように環境整備がなされており、私もその環境のもとで法学検定試験に挑戦しました。授業では憲法や民法などを勉強していましたが、授業外でも奨学金を利用して試験問題集を購入し日頃から勉強していました。その結果、法学部3年生程度の理解度を測るスタンダード<中級>コースに無事合格することができました。

まとめ

 岡根ゼミでは、ゼミ生全員が公務員試験の合格を目指しているので試験勉強が主な活動内容ですが、合宿などを通じて地域社会の実情も学び、公務員になるための資質を高める努力もしています。これらの活動を通してゼミ生全員が公務員試験に合格したいと思います。
 私自身の目標としてはゼミ長としての自覚を持ち、ゼミ全体を引っ張っていくことが出来る存在になること、ゼミ、予備校などでしっかりと勉強して公務員試験に合格することです。この自分自身の目標を達成するために奨学金を活用させていただいています。これまでに「公務員試験新スーパー過去問ゼミ」問題集の購入、英語のレベルアップのために英字新聞の定期購読、法学検定試験問題集の購入、そして大学外の予備校に通う費用にも使わせていただきましたが、これからも、いただいた奨学金でしっかりと勉強を進めて自身の目標を達成したいと考えます。