阪南大学経済学部奨学金 奨学生レポート②
「法学研究会の活動を通して学んだこと」3年生 松永 彩佳さん

 2015年8月20日、本学で「ひらめき☆ときめきサイエンス」が実施されました。これは日本学術振興会が主催しているもので、小中高校生に最先端の研究を行っている大学等へ実際に来ていただき、大学等の研究室でしか体験できない最先端の実験や調査をするとともに、直接その研究者から話を聞くことができるというものです。私たちは地域の中学生たちに日頃、この大学でどのようなことを学んでいるか、法律とはどのようなものであるかなどを講義形式、またゲーム形式で中学生にもわかりやすく興味を持ってもらおうと思い、ゼミおよび法学研究会として参加しました。
 「ひらめき☆ときめきサイエンス」の内容としてはゼミおよび法学研究会の顧問でもある松村先生が本学では会社法を教えてくださっているということで“会社のしくみとルールを学ぶ”講座‐経営者のお仕事をプチ体験してみよう‐というテーマで、会社法を中心とした会社の経営について実際に中学生が会社の経営者となり一人一人が取締役として取締役会での会社の重要事項について決めていくというものです。法律とは目に見えないものであるため、そういった目に見えないものを感じてもらい実際に体感してもらおうということを目的とし今回取り組みました。

 私は経済学部ですが、2回生からのゼミ選択の際に松村先生の法律学を学修するというゼミを選択しました。もともと法律学に興味があり法学部のない本学でも法律が学べるということを知りこのゼミに入りました。
 経済学部奨学金をいただけることになり、学校での勉強だけでなく自分が学びたいと思う法律学の勉強ができるクラブである法学研究会の活動にも更に多くの時間を使えるようになりました。その活動の一環として、今回このような「ひらめき☆ときめきサイエンス」に参加することができました。法律学とは堅く難しい学問であると思われやすいため中学生にわかりやすく興味をもってもらうためにはどのような説明がいいのかなどを松村先生やゼミ、法学研究会の部員と何度も話し合い試行錯誤しながら、自分の得た知識を説明する力も必要だとわかりました。今まではアルバイトによって参加することが難しかった行事や活動でしたが奨学金をいただけたことで今回このような活動に参加し普段椅子に座って勉強をすることだけでは学ぶことができないことを学べたため、本当にいい経験ができたように思います。