経済学部では、基礎教育科目として「大学入門演習」を開講しています。1年次生全員が履修するこの演習の目的は、新入生が大学生活への円滑な移行と適応を実現すること、また、コミュニケーション能力の向上を通じて協力関係を構築することです。
 後期の授業においては、前期で築いたクラス内の協力関係を基礎として共同研究(調査)を進めてきました。その成果を報告する場が課題学習成果報告会です。2023年12月26日(火)、1限目クラスと2限目クラス(それぞれ8クラス)に分かれ、50周年記念館4階ホールにて各クラスの代表グループが様々なテーマについて報告しました。
 各報告に対して、参加学生は評価項目に従って採点し、最も優れたと考える報告(所属クラスの代表は除く)に1票を投じ、部分的に評価に関わりました。また、大学入門演習を担当しない経済学部の教員3名が特別審査員として審査に加わりました。どの報告もクラス代表として、しっかりとした調査に基づく説得力のあるプレゼンテーションを行いましたが、とりわけ下記の報告は、8クラス中、上位3位入賞となり表彰の対象となりました

表彰対象となった報告のテーマ

1限目

  1. 1位 Eクラス「大学生の睡眠の現状と対策」
  2. 2位 Gクラス「ZOZOTOWNについて」
  3. 3位 Dクラス「教員の労働環境」

2限目

  1. 1位 Oクラス「長時間労働対策としてのノー残業デーについて
  2. 2位 Pクラス「任天堂の経営戦略」
  3. 3位 Kクラス「世界の義務教育問題 世界の教育格差をなくすためには」
参加した学生は、他クラスの報告からも多くを学び、来年度以降の専門演習につなげることができたのではないかと思われます。

謝辞
本事業は阪南大学学会2023年度学部教育研究活動助成事業補助を受けて実施しました。ご支援いただいたことに感謝いたします。

2023年度 大学入門演習 主担 植村 吉輝