文責:青木 博明

 経済学部のビジネス統計分析パッケージでは、2023年12月26日(火)、パッケージ内の西本ゼミ、村上ゼミ、青木ゼミの2年次生が一堂(123教室)に会して、研究報告会を行いました。
 各ゼミをグループに分けて、計8グループが研究報告を行いました。報告したテーマ・内容は、パッケージで学んだ統計学やデータ分析、計量経済学の専門知識を活かした分析となっています。パッケージの上級生にも出席してもらい、各報告に対して採点してもらいました。各ゼミから2名づつ選出された学生実行委員が、報告会の運営にあたり進行と司会を行いました。
 研究報告されたテーマは以下のとおりです。
  1. 江戸時代体験 ~グランピングで体験する当時の生活~
  2. 日本の出生率について
  3. 日本の水害と気温の上昇
  4. 島根県の学校体験×廃校×デイサービス ~時計仕掛けの青春~
  5. 阪南大学の音楽に関する分析
  6. 電気自動車の環境問題 ~EV車は本当にecoなのか?~
  7. 日本の婚姻率低下について
  8. 家族との会話時間の分析
 各報告に対して学生と教員が採点を行い、その総合評価の上位3チームを表彰しました。1位は「日本の出生率について」、2位は「電気自動車の環境問題~EV車は本当にecoなのか?~」、3位は「日本の婚姻率低下について」であった。3チームには副賞として図書カードが贈られました。
 経済学部では、1年次でも大学入門演習で報告会を行っており、大きな成果を得ているが、この2年次での研究報告会では、パッケージで学んだ統計学などの知識を使っており、その分専門的であると言えます。今回の報告も分析手法として専門的な統計分析を使いました。
 常日頃、学生達は教室で本とパソコンに向かい、あるいはフィールードワークで、勉学に励んでいるが、その成果を報告するために、同じパッケージの者が一堂に集まり、学生が主体となってこのような研究報告会を開くことは学習の励みとも目標ともなり、大変有意義であります。
 学生たちは皆、分析・調査や報告書の作成、プレゼンの用意に力を注ぎ苦労したと思いますが、そこで力を注いだ分だけ、自身の肉となり骨となります。ただ、統計学の知識はまだ十分とは言えないでしょう。むしろ、この報告会で自分の知識の足りないことに気付いた学生もいると思います。統計学やデータ分析は、現代のIT社会においては実践的で面白い分野です。
 これからの学生生活では、これを契機に今後も専門知識の修得に積極的に取り組んでほしいと思います。
謝辞 本事業は阪南大学学会2023年度学部教育研究活動助成事業補助を受けて実施しました。ご支援を頂いたことに感謝いたします。