阪南大学経済学部では、「キャリアアップ」枠並びに「リーダーシップ」枠という学部独自の給付制奨学金制度(2・3・4年次生各5名、1名につき年間給付額40万円)を用意して、学生の成長をサポートしています。
 「キャリアアップ」枠は、公務・金融・国際という三つのキャリア分野を設け、学業成績が優良で主体的に進路目標の実現をめざして資格取得等に励んでいる学生に給付される奨学金です。
 「リーダーシップ」枠は、学業成績が優良で経済学部や大学が主催する行事等の企画・運営で中心的な役割を果たした学生に給付される奨学金です。
 今回は、2020年度「リーダーシップ」枠奨学生である岡崎陽太さん(2年生)、保田峻佑さん(2年生)、和田紫裕さん(2年生)の活動成果を紹介します。

経済学部2年生 岡崎陽太さん

 2020年度リーダーシップ枠で経済学部奨学生に選ばれました、経済学部経済学科2回生の岡崎陽太です。この奨学金をいただけたことにより、アルバイトの時間を減らすことができたり、学業に集中することができたり、さらに自分の時間を作ることができました。ありがとうございました。
 私は、経済学部学生企画委員会に所属しています。この組織の活動内容は、阪南大学経済学部をより良くするため、イベントの企画や運営をしています。しかし、今年度は、新型コロナウイルスの影響により、全てのイベントが中止になってしまい、例年通り活動できませんでした。
 そうした中で、昨年度は、幹部である先輩方から副委員長に任命され、新入生入学前オリエンテーションやZOOMでオープンキャンパスのスタッフ、新入生オリエンテーションのSAをしました。そして、10月からは、委員長という大役に任命されました。あまり活動ができない中でしたが、先輩方や先生方と連絡を取り、11月に新しく経済学部学生企画委員会に入った1回生と顔合わせをすることができました。その際、1回生からスポーツイベントがしたいという意見がでたので、1回生主体に企画することになりました。1回生達が企画案を作成したものを、私や事務局長、顧問の先生と協議しました。感染症対策や競技内容など、経済学部の先生方とも話し合い、たくさんの意見を聞いたりまとめたりして改善していきました。しかし、直前になって、残念ながら大阪府に緊急事態宣言が出るということで中止になってしまいました。しかし、新しく入った1回生をまとめることや仲良くなれたことで、委員長として大きな一歩を踏み出せたと思います。
 このように、2020年度は、新型コロナウイルスで活動できないという初めての経験で、どう動いたら良いか分からないことばかりでした。2021年度も大変になると思いますが、先生方とよく話し合い、活動を続けていきたいです。そのために、オンラインと対面を使い分けることが重要だと考えています。
 これからも、経済学部がもっと良くなるように委員長として頑張っていきたいです。そのため、事務局長や企画委員会のメンバー、先生方と連携しながら、協力していきたいです。例年通りに実施することは難しいかもしれないので、失敗を恐れず、新しい経済学部学生企画委員会を作っていけたらと考えています。

経済学部2年生 保田峻佑さん

 2020年度、リーダーシップ枠で学部奨学金をいただいた、経済学部2回生の保田峻佑です。この奨学金をいただいたおかげで、アルバイトの時間を減らすことができ、自分が現在取り組みたい勉強に時間を注ぐことができました。
 私は、現在、経済学部学生企画委員会(以後はHEP)に所属しています。この組織は阪南大学経済学部の活性化を目的としており、大学主催のオープンキャンパスや、新入生オリエンテーション、HEP主催のスポーツイベントなどを企画・運営しています。しかし、今年は去年と比べ、新型コロナウイルスの影響でこれまで毎年行われていたイベントが軒並み中止になり、例年のように活動することができませんでした。私は前期から後期の始めまでは、企画には参加していたものの、自分でも納得のいく活動ができていませんでした。 しかしその後、私は先代の上級生の推薦もあり、10月から事務局長という大役をまかせていただき、積極的に運営に携わることができました。しかし、事務局長の仕事も例年と違い、手探りの状態でHEPを運営していくことになりました。
 まず、私は委員長と共に、新たにHEPに参加してくれた1回生を知るために、積極的に動きました。コロナ禍の状況が少し落ち着いたタイミングで、1回生と顔合わせしました。その時に話を聞いたところ、今年は1回生のためのイベントができなかったので、1回生同士の繋がりがあまりないとの悩みを聞くことができました。そこで、この新型コロナウイルスの状況下ですが、1回生同士の繋がりを広げるために、何とかして対面イベントを行いたいと考えました。HEPに加入してくれた1回生と一緒に、顧問の先生にも協力していただいて、一からスポーツイベントの企画案を作り上げました。そして、その企画案は、先生方と話し合いを重ね、感染対策も入れ込みながら改善していきました。その結果、とても短い期間の中でしたが、開催の目途が立ちました。しかし開催前に、大阪府に緊急事態宣言が発令され、結局開催することができませんでした。開催はできませんでしたが、初めて私たちが主体となって企画した経験は、無駄にはならないと考えています。
 今年はまだ始まったばかりで、これからオープンキャンパスなどの大きなイベントがあります。コロナウイルスが拡大している中、これまでとは違った形でイベントを開催していくことがあるでしょう。この状況の中で私は自分の仕事を精一杯努めていきたいと思います。

経済学部2年生 和田紫裕さん

 この度、経済学部奨学金を給付していただいた経済学部の和田紫裕です。私はこの奨学金のおかげで、より有意義に時間を使うことが出来るようになりました。私は家庭の事情で今年の春からアルバイトをもう1つ増やすつもりでいたのですが、経済的な面で助けていただき、学内の活動や勉強に時間を充てることができました。
 私は学内の活動として、大学入学時から経済学部学生企画委員会に所属しています。委員会の活動としては、添付の写真のようなオープンキャンパスのスタッフ、フリーマーケットの開催、その他学内を盛り上げるためのイベントの企画・運営を行っています。今までは経済的な事情によりアルバイトを優先せざるを得えず、活動に参加出来ないこともあったのですが、奨学金をいただいたことで時間に余裕ができ、活動に参加する回数を増やすことができました。以前までは指示されてから行動していたことが、積極的に参加することで周りの状況を把握できるようになり、率先して行動ができるようになりました。
 今年度は新型コロナウイルス感染拡大による影響で大学自体が閉鎖され、活動の縮小を余儀なくされました。しかし、オンラインを活用して新入生オリエンテーションを成功させるなど、柔軟に対応していくことができたことは、とてもいい経験になったと思います。
 来年からは私たちが中心となり、活動の企画や運営をしていくことになります。まずは年度最初の活動となる新1年生の為の新入生オリエンテーションの企画・運営や、対面でのオープンキャンパスを問題なく成功させるために頑張っていきたいと思っています。そして、新しい生活様式に柔軟に対応し、新しい活動も増やしていきたいと考えています。
※ この写真は、昨年度になりますがオープンキャンパスでの活動の様子です。