2020.2.21

経済学部ビジネス統計分析パッケージの学生研究報告会

 経済学部のビジネス統計分析パッケージでは、2019年12月24日(火)、パッケージ内の西本ゼミ、村上ゼミの2年次生が一堂(2301教室)に会して、研究発表会を行った。
 各ゼミから4グループずつを選出し、計8グループが研究報告を行った。報告したテーマ・内容は、パッケージで学んだ統計学やビジネスデータ分析、計量経済学の専門知識・技能を活かして、各ゼミで分析したことである。またパッケージの上級生にも出席してもらい、各報告に対する採点をしてもらった。2年次生から学生実行委員が選出され、報告会の運営にあたり、進行と司会を行った。
 研究報告されたテーマは以下のとおりである。
  1. 喫煙所の減少                      村上ゼミ
  2. ギャンブルについて                   西本ゼミ
  3. テレビ離れは本当にあるのか?              村上ゼミ
  4. 課金について                      西本ゼミ
  5. キャッシュレス                     村上ゼミ
  6. お酒                          西本ゼミ
  7. 消費税増税前後の国民への影響              村上ゼミ
  8. 大学生活がうまくいかないの ○○ストレスが原因説     西本ゼミ
 各報告に対して学生と教員が採点を行い、その総合点の上位3チームに副賞として図書カードが与えられた。1等は「テレビ離れは本当にあるのか?」、2等は「大学生活がうまくいかないの ○○ストレスが原因説」、3等は「キャッシュレス」であった。
 経済学部では、1年次でも大学入門演習で報告会を行っており、大きな成果を得ているが、この2年次になってからの研究報告会では、パッケージで学んだ統計学などの知識を使っており、その分専門的であるといえる。今回も具体的な分析手法として、専門的な統計分析や確率分布を使った報告があった。
 常日頃は、学生達は教室で本とパソコンに向かって勉学に励んでいるが、その成果を報告するために、同じ分野を学ぶ同じパッケージの者が集まり、学生が主体となってこのような研究報告会を開くことは学習の励みとも目標ともなり、大変有意義である。
 学生たちは皆、分析と調査、報告書の作成とプレゼンの用意に力を注ぎ苦労したと思う。ただ、力を注いだ分だけ、自身の肉となり骨となる。特に、若い時のそれは今後の人生における自身の基本的な骨格を作るといってもよい。
 ただし、統計学の知識はまだまだ十分とはいえない。むしろ、この報告会で自分の知識の足りないことに気付いた学生もいると思う。統計学、ビジネスデータ分析は、現代のIT社会においてはとても実践的であり、またとても面白い分野でもある
 学生生活はそれほど長くはない。これを契機に今後も専門知識の獲得に積極的に取り組んでほしいと思う。

謝辞 本事業は阪南大学学会2019年度学部教育研究活動助成事業補助を受けて実施しました。ご支援を頂いたことに感謝いたします。