2020.2.14

阪南大学経済学部奨学金(2019年度)奨学生レポート③「リーダーシップ」枠奨学生 中村大翔さん(3年生)、松本幸さん(3年生)、福居浩輔さん(4年生)

 阪南大学経済学部では、「キャリアアップ」枠並びに「リーダーシップ」枠という学部独自の給付制奨学金制度(2・3・4年次生各5名、1名につき年間給付額40万円)を用意して、学生の成長をサポートしています。
 「キャリアアップ」枠は、公務・金融・国際という三つのキャリア分野を設け、学業成績が優良で主体的に進路目標の実現をめざして資格取得等に励んでいる学生に給付される奨学金です。
 「リーダーシップ」枠は、学業成績が優良で経済学部や大学が主催する行事等の企画・運営で中心的な役割を果たした学生に給付される奨学金です。
 今回は、2019年度「リーダーシップ」枠奨学生である中村大翔さん(3年生)、松本幸さん(3年生)、福居浩輔さん(4年生)の活動成果を紹介します。

経済学部3年生 中村大翔さん

 私は日本学生支援機構の第一種奨学金を今年度から受給しておりますが、それに加え、昨年度に引き続き経済学部奨学金を給付していただき経済面で多大なるご支援をいただきました。その結果、昨年同様、勉学や学内活動に専念する時間を十分に取ることができ、昨年以上の経験を積むことができました。
 私は「経済学部学生企画委員会」に所属しています。今年度のこの組織の活動は、オープンキャンパスにおける経済学部ブースの運営や、新入生オリエンテーションキャンプの運営補助、学内フリーマーケットの企画運営、さらに今年は昨年から行った一回生同士が仲良くなれるといった趣旨で行った「ふれあいフェスタ」をベースとしたスポーツイベントを行いました。今年度、私は当会で委員長を務めました。
 委員長を務めることになり、最も気を付けたことは、自分で全ての物事を行おうとせず同級生や先輩、後輩を頼ることです。そうすることで1回生や2回生を含むリーダー以外のメンバーが、自分がするべきことを把握し、組織全体としてレベルアップできると考えました。
 当会は、昨年様々な新しいことに挑戦し飛躍の年だったと思います。今年は昨年挑戦したことをより良いものにする地盤を固める年でした。昨年から始めたオープンキャンパスでの学生による資格取得のための講座や、学生生活に関するプレゼンを今年も行い、それを目当てに来てくださる高校生や保護者の方々もいらっしゃって、これからのオープンキャンパスでも継続して行えるイベントになりました。これまでの全日程は、特に大きなトラブルもなくスタッフは自分の役割を全うしたうえで、自らが楽しそうに取り組めていたことが印象的でした。
 昨年初めて行った「ふれあいフェスタ」を今年はスポーツイベントとして改良し、企画として一歩先へ進ませることができました。個人的に昨年の反省点だったと考える盛り上がりに欠けたといったことも、ドッジボールを企画の主体として取り入れたことで改善できたと感じます。今年も課題はありますが、これからこのイベントを行っていくにあたって十分なベースを築けたと感じます。
 フリーマーケットでは企画書作成から始まり、出展参加団体を募り、スポーツイベントと並行して作業を進めなければならず大変でしたが、各班リーダーと協力し、何とか予定通りに実行できました。当日では買い物に来る教職員の方々や学生も楽しんでいて、参加ゼミも昨年と比べ一つ少なくはなりましたが盛り上がっていて楽しそうな雰囲気が出ていました。
 委員会での活動を通して企画や組織運営等を自ら行うことで、自分を成長させることができました。また、初めてリーダーとなって委員会全体を引っ張っていくのは貴重な経験でした。また、後輩のありがたさや先輩方の今までの苦労が身に染みたので、リーダーとしての立場を退いてからも委員会に関わっていこうと思いました。

経済学部3年生 松本幸さん

 2019年度、リーダーシップ枠で学部奨学金をいただきました経済学部3回生の松本幸と申します。私は学部奨学金をいただけたことによって、アルバイトの時間を大幅に減らすことができ、学業や学内の活動に励むことができました。その中でも特に頑張ったことが2つあります。
 1つ目は【経済学部学生企画委員会】の活動です。1回生のときから同委員会に所属しており、今年度は事務局長という大役を務めました。同委員会は経済学部のイベントの企画や運営を主体的に行動している組織です。そして、事務局長という立場で、「どのようなイベントを開催すると経済学部の学生たちが仲良くなり、チームワークを養ってもらえるのか」ということをメインで考え、企画などを考えました。このことを意識して、すべてのイベントを全力で行いましたが、特に気合を入れて取り組んだイベントが【スポーツイベント】です。昨年度に行った【ふれあいフェスタ】を改名し、学生の生の意見を取り入れ企画を練り直したイベントです。このイベントを通して感じたことは、仲間の大切さです。委員会のスタッフも慣れていない大人数イベント+新しい競技だったので、事前準備から当日まで成功するか不安でいっぱいでした。しかしながら、先生・先輩・同期・後輩の支えがあり、乗り越えることができました。そして、報告・連絡・相談(ほうれんそう)が重要だということを改めて大切だと気付きました。上手くいったこと、失敗してしまったことなど全てにおいて自分の良い経験となりました。
 2つ目は、金銭面で行けないと思っていた、1ヶ月間のベトナムインターンシップへ行ったことです。なぜ、国内インターンシップではなく、海外インターンシップへ行こうと思ったのかというと、全く知らない環境の中で自分を見つめ直し、日々変化していくグローバル化に対応できるようになりたかったからです。そして、このインターンシップを通して学んだことは、何かを得たいと思っているなら失敗を恐れず常に能動的であれということです。実際に現地で働いて、失敗したことや嬉しかったことなどを毎日日記に書き留めて、明日の自分が過去の自分を見返せるようにしました。慣れない土地での1か月間、自分の強みや弱点などが明確に分かったので、引き続き勉強(特に苦手な英語)に励もうと思います。
 この学部奨学金をいただけたことによって、上記以外にも多くの勉強や経験をすることができました。しかし、現状に満足せずもっともっと多くの知識を身に付け精一杯努力していきます。

経済学部4年生 福居浩輔さん

 私は2回生の頃から三年連続で経済学部奨学金を給付していただき、経済的な面でかなり支えていただきました。この奨学金のおかげで計画的にアルバイトの時間を減らすことができ、勉学はもちろん、学内での様々な活動に充てる時間を増やすことができました。
 私は「経済学部学生企画委員会(以後HEP)」に入学当初から所属しております。この組織は阪南大学と経済学部の活性化を目的とし、大学主催のオープンキャンパスや新入生オリエンテーリング、当会主催の学内フリーマーケット等の企画・運営などを行っています。昨年度は先代の委員長から推薦を受け、当会の委員長を務めさせていただきました。今年度は世代交代をしたため、委員長ではなく組織の一員となり、また4回生として組織の中で最上級生の立場となりました。
 今年度は最上級生として、下級生を前から引っ張るのではなく、後ろから支えるという意識に変え、現幹部学年(3回生)を立てながら下級生と接してきました。特に幹部や各班のリーダー等のリーダーシップを発揮する必要がある学生とのコミュニケーションを中心に取りました。人の前に立つ以上は計画を立て周りの者に的確な指示を出さなければ組織として活動できないことを、これまで委員長や班のリーダーを務め実際に学んだ経験をもとに指導しました。
 結果として、1回生同士の親睦を深めることを目的とした「ふれあいフェスタ」という昨年度のイベントの改善と新たな要素を加えた「スポーツイベント」の開催にあたり、準備期間が非常に短かったにもかかわらず、事務局長を中心に2回生たちが何度も会議やリハーサルを繰り返し、計画的に準備を行って本番を迎えることができました。また、当会主催のキャンパス・フリーマーケットでも現2回生たちが中心となり、こちらも準備期間が非常に短かったにもかかわらず、計画を立て作業を行い、的確な指示を行いスムーズな運営が行われ、歴代で最高の寄付金を募ることができました。正直なところ、昨年度の実績を超えられてしまい、うれしい気持ちと超えられた悔しさの両方の気持ちを抱いてしまいました。
 入学当初から約4年間所属し、大学生活の中で最も成長できた場がこのHEPでした。下級生の頃から学内外問わず、大勢の前で模擬講義する経験や活動班等のリーダーや役職を務め、HEPの委員長という大役も経験することができました。また、教職員の方々や、卒業生、下級生などたくさんの人と出会い、勉学だけでは学ぶことのできない経験を得られました。そして、HEPで共に活動した仲間達とは、組織の中だけでの関係性ではなく、プライベート等でも親しい関係性を作ることができました。今後は学生から社会人へと立場が変わり、ゼロからのスタートとなりますが、約4年間で得た経験や築いた関係性を大切にし、日々精進してまいります。
 なお、来年度から中心的な学年となる現2回生たちは歴代の卒業生たちと比べ最も実力のある学年です。卒業生や私が目指し、達成できなかった「HEPを阪南大学で一番の組織にする」と「大学祭に負けない規模のキャンパス・フリーマーケットの開催」をどうか達成してほしいと思っています。