経済学部では、基礎教育科目として「大学入門演習」(1年次配当)を開講しています。この演習の主な目的は、新入生が大学生活に必要なスタディ・スキルズを身につけることですが、同時に、クラスメイトとの共同作業をつうじてコミュニケーション能力を向上させることも意図しています。
 その成果を問うのが、後期「大学入門演習b」に開催される課題成果報告会です。この報告会では、前期で学んだ情報収集・資料批判の技術、さらには簡潔かつ効果的にレポートする技術を駆使し、後期にクラスメイトと共同で調査した成果を報告します。
 2018年度は、2019年1月15日(火)に、1限目クラスと2限目クラス(各8クラス)に分かれ、50周年記念館4階ホールで報告をおこないました。
 各報告は、特別審査員1名と授業担当教員各8名だけでなく、学生によっても評価されます。そして、それぞれの評価を総合して、各時限の上位3位までを表彰しています。入賞したクラスのテーマは以下のとおりでした。

表彰対象報告のテーマ

1限目

1位 『インスタ映え』の経済効果
2位 片付け意識の成長と阪南学生の片付け意識
3位 ゲームアプリの行動経済学と経済効果

2限目

1位 若者はなぜテレビを観ないのか
2位 進化する爆買い:その実態
3位 左利きとは? 左利きの現在
 時事ニュースや最新の流行を扱った報告が多く、とても興味深い報告会になりました。また、入賞したクラスでは、画像や図表を有効に使った報告者や、口調やジェスチャーなどのパフォーマンスに工夫をこらした報告者が印象に残りました。
 報告をおこなわなかった学生たちも、こうした報告に接して「うまい研究発表」を実感できたのではないでしょうか。
謝辞
本事業は、阪南大学学会2018年度学部教育研究活動助成事業補助を受けて実施しました。ご支援いただいたことに感謝いたします。