2017.3.1

2016年度法学検定試験団体受験の結果報告

2016年度法学検定試験団体受験の結果報告

 本学経済学部は現実の経済・社会制度を深く理解し実践的な能力を獲得するための教育を目指しています。その一環として、経済学の隣接分野ともいえる法学に関する科目を多く設置しており、本学部のカリキュラムの特色の一つとなっています。また、学生のみなさんのキャリア形成にとっても、経済学と同時に法律学を学んでおくことは各種資格試験・採用試験等に挑戦する際の有効な武器となります。

 そこで、経済学部では、法学系科目も勉強している学生の将来のキャリア形成に向けた意識づけの手段として、法学検定試験の受験も推奨されています。本学は法学検定試験(ベーシック(基礎)コース・スタンダード(中級)コース)の団体受験校としての認定を受けており、本学の学生であれば本キャンパス内で受験することができます。また、一般受験よりも割安な料金で受験できるようになっており、さらに、ベーシックコースとスタンダードコースが本学の「学長奨励賞」の対象資格となっています。

 今年度、本学からは、スタンダードコース計13名の学生が法学検定試験の受験を申し込み、受験しました。惜しくも一歩及ばなかった受検者もいましたが、本学からは、ベーシックコース1名、スタンダードコース5名が合格しました。

以下、スタンダードコース合格者3名のコメントを掲載します。

新井淳己(経済学部3回生 岡根好彦ゼミ)

 私が法学検定試験を受けたきっかけは公務員試験の勉強です。公務員試験に合格するためには法律系科目の勉強が不可欠でしたので、自分がどの程度理解しているのか確認するための良い機会と思い受験しました。
 法律系科目の勉強の経験がまったくなかったので、勉強を始めた頃は不安でしたが、岡根先生をはじめとした各法律分野の先生が基本的なことから丁寧に教えてくれたので、その不安は次第になくなっていきました。そして、法律を学んでいくなかで法学検定試験という資格試験があることを知りました。前述の通り、自分が法律をどの程度理解しているか確認したかったので3年次にスタンダードコースの受験を決めました。
 公務員試験の勉強も同時並行でしたので、法学検定試験に合格するための本格的な対策を始めたのは2か月前でしたが、2年生の時からしっかりと教えてもらえていたので、短期間の集中的な勉強でもスタンダードコースに合格することができました。
 あくまで最終目標は公務員試験の合格であり、私にとって法学検定試験は通過点にすぎませんが、日頃の自身の勉強の成果を形にできて良かったと思っています。これからも法律についての知識を深めていくとともに、公務員試験の合格に向けての勉強も進めていきたいと考えています。

日野泰彦(経済学部3回生 岡根好彦ゼミ)

 私は幼い頃から警察官という夢があります。その夢を実現するために公務員試験対策のプロジェクトゼミである岡根ゼミを選びました。また、警察官は自分の身を自分で守らなければならないので、大学では少林寺拳法部に所属し日々精進しています。
 警察は行政機関の一つとして法律に従って活動することになるため、採用試験に合格すると警察学校で法律を勉強することになりますが、その際に法律の考え方を事前に知っておけば有利であると考え、また、先生や友人からも勧められたので、法学検定試験を受けることにしました。法律学の勉強は2回生のときにゼミで労働法、授業で憲法、民法、刑法を受講していたので、その難しさは痛い程分かっていました。しかし、授業でわかりやすく説明してもらったおかげで、日々勉強していくうちに少しずつ理解できるようになりました。具体的には、六法の引き方や条文を判例にそって教えてもらったことや条文の説明を先生の体験談にそって教えてもらったことなどです。そのため、法律学は私の中では堅苦しいとの印象から面白いという印象に変わっていき、結果として、2か月という短期間の勉強でも合格することができました。
この合格で自信がつきました。この調子で公務員試験の勉強にも励んでいきたいと思っています。

宮城翔(経済学部4回生 西洋ゼミ)

 私は経済学部から奨学金の給付を受けおり、奨学金の利用目的の一つとして法学検定試験の勉強を挙げていました。そこで、その活動記録について報告したいと思います。
 法学検定試験に関しては昨年度すでに受けていましたが、そのときは合格することができませんでした。それゆえ悔しい思いをしたので、今年度も受験しようと決心しました。前回失敗してしまった原因の一つとして刑事訴訟法の正答率の低さがありました。そこで、刑事訴訟法の問題を中心に学習しなおしました。また、不得意な部分を少しでも補うために憲法・民法・刑法で一点でも多くとれるように取り組みました。具体的な勉強内容としては、試験問題集の解答を試験日までに最低でも3周することを目標に取り組みました。そして、そうした過程の中で分からない問題や理解しにくい問題が出てきたときには、公務員試験六法を用いて理解を深めました。公務員試験六法は疑問に思うようなことをQ&A形式でわかりやすく書かれているので頭に入りやすかったです。また、私は公務員試験対策用の判例集も用いて勉強しました。判例集を用いると事件から判決に至るまでの一連の流れを知ることができるので、覚えるときに便利であると思い使用していました。
 法学検定試験に限らず、資格に向けての勉強は公務員試験勉強の一環にもなりますので公務員を目指している学生は挑戦してみるのもよいかもしれません。
 なお、以上の3名は岡根ゼミ、西ゼミという、公務員試験対策のプロジェクトゼミに所属する学生でもあります(合格者全体では5名がPゼミ所属)。両ゼミは公務員試験の合格が目標であるため、法律学について集中的に指導する機会はほとんど設けていませんが、それでもゼミ生の一部が短期間の勉強でこのような資格試験に合格できたのは、彼らの資質や努力はもちろんのこと、厳しくも充実した学習環境のもとで勉強に日々取り組んできたことも一因であるといえるかもしれません。

 今後も、本学経済学部は法学を勉強したい学生に対し組織一丸となって積極的にサポートしていきたいと考えています。