2017.2.6

阪南大学経済学部奨学金(2016年度) 奨学生レポート⑦

阪南大学経済学部奨学金(2016年度) 奨学生レポート⑦

経済学部2年生 船越 渚 さん

 大学入学後一回生の時の私は、日商簿記2級には合格したものの、学費の一部を賄うためにアルバイト中心の生活を送っていました。しかし、二回生になり専門科目の勉強も忙しくなってきていた時に、公認会計士の資格を取得するために大学が提携している“TAC”という専門学校に通い始めました。
 公認会計士というのは会計のスペシャリストで、国家三大資格と言われるくらい難関な試験を合格しなければなることができない職業です。試験は、まず選択肢問題の短答式試験を合格してから、さらに記述式問題の論文式試験を合格しなければいけません。
 短答式試験では、① 財務会計論、② 管理会計論、③ 監査論、④ 企業法の4科目があり、合計5時間をかけて1日で試験を行います。
 論文式試験では、① 会計学、② 監査論、③ 企業法、④ 租税法、⑤ 経営学・経済学・民法・統計学の4科目から選ぶ選択科目の5科目があり、試験時間は合計13時間にもなり、3日間もかけて試験が行われます。
 それぞれ1つ1つの科目が難しく毎日何時間も勉強をしなければ、合格以前に専門学校の授業すらついていくことができません。それなのに、今まで通りアルバイトもしながら勉強をするとなると、勉強時間を作ることすら困難になってしまい、公認会計士になるという目標を叶えることができません。どうやって勉強時間を作ろうか悩んでばかりで、気持ちが焦るばかりでした。
 そこで今回、阪南大学経済学部奨学金の金融キャリアアップ枠に応募し、奨学金を給付して頂くことができました。そのおかげで、アルバイトの時間を減らし勉強の時間を増やすことができましたので、大変感謝しています。
 いまはまだ、専門学校の授業が財務会計論と企業法しか始まっていませんが週に3日専門学校に通い、授業のない日にはアルバイトや復習をすることができています。
 財務会計論は、この公認会計士試験で1番重要な科目となっていて、教科書と問題集がそれぞれ12冊ずつあります。教科書の量から分かる通り範囲がとても広い科目です。そればかりか、勉強内容はとても難しくなっています。
 企業法は、会社に関する法律で、経済学部の私には一生無縁だと思っていた六法を使っています。まだ授業が始まったばかりの科目で使いこなせていませんが、まずはボロボロになるくらいまで勉強して使いこなせるようになることが今の目標です。
 今の時点では合格という目標にはほど遠いかもしれません。しかし、時間がないという言い訳はしたくないので、限られた時間で効率よく勉強するためにはどうしたらよいのかを日々模索しています。そして、目標に一歩でも近づけるよう、これからも努力していく所存です。

経済学部2年 土生田 真人 さん

 阪南大学経済学部奨学金を頂くことができたお陰で、より一層大学の授業や資格試験の勉強に集中することができました。
 資格試験はHSK(汉语水平考试)5級を受験しました。このHSKは、中国政府公認の資格で、世界中で公的証明として活用されています。今年の3月に受験した際は177点(300点満点)でしたが、9月にもう一度受験し、223点を取ることができました。
点数を上げる為にやったことは、以下の2つです。

・シャドーイング
・単語の暗記
 そして、毎日時間を決めてシャドーイングを行いました。シャドーイングはテキストの音源を聞きながら、影のように後についてその音声をまねながら声に出していく学習方法です。最初は、テキストのピンインを見ながらやるようにしました。そして、うまく発音できるようになったら、漢字だけを見ながらやり、最終的には何も見ないでシャドーイングをしました。以下は、私が実際にやったシャドーイングの順番です。

① 教材を見ずにリスニング
教材をみないで「HSK5級長文テキスト」のCDを聞きました。

② 内容理解
本文・単語や文法の解説を読む。重要な部分は、書いて覚えるようにしていました。

③ ピンインを見ながらシャドーイング
「HSK5級長文テキスト」のピンインをみながらCDを聞き、ほぼ同時にその音を発音しました。正しいピンインで読むことを意識しながら何度も何度も繰り返しました。きれいに発音できるようになるまで同じ文章を、CDを聴きながら読みました。難しい文章であれば、同じ文章を30回くらい読んでやっとうまく発音できるようになりました。

④ 漢字を見ながらシャドーイング
ピンインを隠し、「HSK5級長文テキスト」の漢字だけを見ながらCDを聞き、音読しました。

⑤ 何も見ずにシャドーイング
教材を見ないでCDを聞き、音読しました。

 シャドーイングの良い点は、「読む・書く・話す・聞く」の4つが同時に鍛えられ、非常に効率のよい方法だと思います。
 次に単語の暗記ですが、私は「キクタン(中級編)」を次のように活用していました。

① 単語帳シャドーイング
「キクタン」をみながら付属CDに合わせて単語をシャドーイングしました。

② 音読
「キクタン」をみながら、CDを聞かずに、10回音読しました。

③ 紙に書く
「キクタン」に載っている用例を書き写しました。

④ 暗記テスト
1.中国語だけを見て、正確に発音できるか?
2.中国語とピンインだけを見て、日本語が言えるか?
3.ピンインと日本語だけを見て、中国語が書けるか?
4.日本語だけを見て、中国語が言えるか?
上記4項目の暗記が出来ているかチェックしました。全てが完全にできたら、終えるようにしていました。

 単語はなんとなく覚えてはいけないので、このように自分に「暗記テスト」を課すようにしていました。あと、ダラダラ学習をしないようにするために、ストップウォッチを使って時間を計測するようにしていました。
 どうしても、覚えられない単語がある場合は、「覚えられない単語」だけを集めた単語集を作りました。常に持ち歩き、電車の中や休憩時間、人を待っている時などの「すきま時間」にチェックして復習を続けました。
 中国語で、“不怕慢,只怕站”という諺があります。日本語に訳すと「継続は力なり」です。語学は「継続」が大事なので、日々努力を続けていきたいと思っていますし、より高い級の取得に向けて今後対策をしていくつもりです。