2017.1.26

経済学部の学生2名が統計検定2級に合格

経済学部の学生2名が統計検定2級に合格

 経済学部のビジネス統計分析パッケージの田中天馬さんと峠祐太さんが、2016年11月実施の統計検定2級(実施:統計質保証推進協会)に合格しました。これは日本統計学会が公式認定し総務省が後援しているもので、ビジネス統計分析パッケージとしても受験を推奨してきました。この検定は、2011年に発足したものでまだ新しく、私の知る限り、阪南大学経済学部では始めての合格者です。
 最近ビッグ・データやデータ・マイニングという言葉をよく耳にするようになりましたが、ITの進歩によってデータ取得が容易になったこと、統計ソフトの機能向上と普及に伴い、今後ますます社会とビジネスの現場でデータ分析の需要が増えてきます。統計学はそのための重要な理論的な道具です。この統計検定も時代の要請に応じて、創設されたものといえますが、その統計学を駆使する知識と能力を持っていることを、二人は検定合格という形で証明したことになります。
 統計検定の問題は専門的でかつ多岐に渡り、通常の経済学部の統計学関連の科目で教える以外の内容を含み、数学的に難しい問題も多いです。その点で、理工系の学部に較べて経済学部の学生にとっては難関といえます。当然ながら、授業を受けるだけで合格するのはまず無理です。二人とも授業以外でもずいぶん勉強したと聞いています。
 また、この検定合格のために身に付けた数学・統計学の力は、就職活動での筆記試験をはじめ、その後の企業やビジネスの現場において役に立つことはいうまでもありません。
 二人は、経済学部のカリキュラムがパッケージ制となり、ビジネス統計分析パッケージが設けられて最初の学生であり第一期生ということになります。このパッケージでは、統計学・数学の科目・ゼミを増やし、統計検定を念頭においた授業をしてきました。その結果として二人の合格者が出たわけで、私を含めパッケージの先生方も大変喜んでいます。
 統計学と聞けば、数学の一分野であり難しいというイメージがあるかもしれません。しかし少し頑張って踏み込んで進んでいくと、それまで無表情でいかめしく見えた数式やグラフが大変興味深い響きと意味を持って語りかけてきます。そして学ぶ面白さと愉しさへ導いてくれます。
 田中君と峠君を嚆矢として、今後もこの二人に続く合格者が出ることを期待しています。
青木 博明