国際コミュニケーション学部 2014年度卒業研究発表会および、辰巳学長・長谷川教授最終の講義を実施しました

 2015年1月24日(土)50周年記念ホールにて、国際コミュニケーション学部2014年度卒業研究発表会及び、辰巳浅嗣学長・長谷川恵洋教授の最終講義を実施しました。

午前の部、卒業研究発表会は、学生に4年間の集大成である「卒業研究」の発表の場を設けることで、個々の学生が研究テーマについて、どこまで深く掘り下げて考察できたかなどを明らかにさせると共に、4年間で磨き上げたプレゼンテーション力を駆使して発表することを目的として、実施しています。


さらに、午後からは、今年度をもちまして退職される辰巳学長、長谷川教授の最終講義を実施いたしました。
 ◎ 辰巳学長:「ヨーロッパの政治統合とその現状」
 ◎ 長谷川教授:「英語とはどのような言語か」

と題して、これまでの多くの経験をもとに貴重な講義をしていただきました。講義終了後には、お二人の長年の功績を称え花束が贈呈されました。

当日のプログラムは以下の通りです。

午前の部:2014年度卒業研究発表会【発表者およびタイトル一覧】

①森田悠貴(もりたゆうき)(村田ゼミ)「再生可能エネルギーと地域活性化」
②山中一生(やまなかかずき)(吉川ゼミ)「犯罪心理学から見る未成年者による殺人行為と家庭環境の関連性について」
③竹村友希(たけむらゆき)(神尾ゼミ)「『NAVIGATE Vol.4』が出来るまで−その軌跡の検証−」
④辻本一樹(つじもとかずき)(寿山ゼミ)「留学生活における日本人の性格・価値観の変化に関する研究」
⑤香川勇気(かがわゆうき)(藤野ゼミ)「サッカーと地域社会とのつながり」
⑥新川千佳(しんかわちか)(曽根ゼミ)「日米奮闘記−日本とアメリカにおけるナショナリズム比較−」
⑦平田智哉(ひらたともや)(賀川ゼミ)「日本スポーツ界の体罰文化を変える」
⑧池上智子(いけがみさとこ)( 陳 ゼミ)「アメリカ留学で形成される東アジア三カ国のコミュニティー比較

−Hang outから読み取る異文化コミュニケーションの実情」

午後の部:辰巳浅嗣学長・長谷川恵洋教授の最終講義【概要】

①長谷川恵洋教授「英語とはどのような言語か」
 学生時代より現在に至るまで、長谷川教授が考え続けてこられた英語という言語の本質を伝える講義であった。長谷川教授は、英語の言語的位置づけを考えるにあたり、ドイツ語やフランス語を同時に学ぶことの重要性を強調された。それこそが、英語を客観的に俯瞰する視点であるという。その上で、英語そのものが論理的かつ合理的な言語構造であることを、詳細な資料を使って解説された。

②辰巳浅嗣学長「ヨーロッパの政治統合とその現状」
 ECの時代からEUの時代に至るまでの約50年間を中心軸に、そこに並行するように辰巳教授が大学院生の頃に出会った資料および本学着任後に研究成果として出版した翻訳書、数々の研究論文をふまえての講義となった。阪南大学での42年間を僅かな時間で集約することは困難を極めたことであろうが、2015年1月までのEU世界の動向に加えて、これからEU加盟諸国が進むのであろう未来構想図までを詳解した内容である。
  • 撮影=国際観光学部 段教授

  • 撮影=国際観光学部 段教授

  • 撮影=国際観光学部 段教授