桜の開花の便りが待ち遠しい穏やかな晴天に恵まれた2021年3月11日、本年度末にご定年による退職を迎えられる本学部吉川茂教授による最終講義が行われました。
 冒頭に加藤清孝副学長、国際観光学部長森重昌之教授によるご挨拶を頂いたのち、本年度より採用した遠隔授業方式をも取り入れた形で、吉川教授による講義が開始されました。
 その内容は、今となっては懐かしい教授会でのエピソードから、ご担当の「コミュニケーション心理学」、「観光心理学」、「恋愛心理学」、「ファッションと化粧の心理学」、「自己理解の心理学」といった科目の概要と最近の傾向についてご教示頂き、最後には今後の展望についてお話下さいました。またその後の質疑応答で、フロアからは真剣な質問から数多くの感謝の言葉に至るまで、時が経つのを忘れるほどの発言が相次ぎました。
 吉川教授は、1988年4月に本学経済学部にご着任後、1997年4月には新設の国際コミュニケーション学部に異動され、2009年度と2010年度に学部長を務められたほか、学生相談室のご担当や、講義においては毎年ほぼすべての科目において履修者が200名を超えるなど、本学および本学部に多大な貢献をして下さいました。ここに学部を代表して、今日までの33年間にわたり本学にご貢献頂きましたことに深く感謝申し上げます。
 今後ともご健康にはくれぐれもご留意のうえ、吉川教授のますますのご活躍、ご発展を祈念致しております。

(なお最終講義当日は、新型コロナウイルス感染症対策に万全の体制を取ったうえでの開催であったことを申し添えさせて頂きます。)

国際コミュニケーション学部長
賀川 真理