国際コミュニケーション学部 ENJOY CAMPUSを開催しました

 「行けー守屋ゼミ!」、「負けるな!橋本ゼミー!!」
リレーや借り物競争に大縄跳び…緑が鮮やかな人工芝のグラウンドに国際コミュニケーション学部の新入生の歓声が響き渡りました。
 6月27日、新入生のために上級生が企画したENJOY CAMPUSが行われました。言わば新入生の“運動会”です。梅雨の曇天をものともせず次々と競技が繰り広げられ、新入生は所属ゼミの勝利を目指して声援を交わし、駆け巡りました。
 2011年にスポーツ大会として始まり今年で7年目、汗にまみれた学生たちはこの90分間をどのように感じたのでしょうか?その答えは写真が映し出す学生たちの姿、表情から感じ取って頂ければ幸いです。

 この日の為に準備を続けてきたのは新入生が所属するゼミで先輩として後輩に寄り添う3回生のSA(STUDENT ASSISTANT)達です。まとめ役の梅原大輝君はENJOY CAMPUSの目的について「友達と笑い合うこと。する側も見る側もどちらとも楽しめるイベントになってほしい、1回生、SAそれぞれが『楽しかった、参加してよかった』と言ってもらうこと」と語りました。

 国際コミュニケーション学部の新入生の中には親元を離れて一人暮らしの学生もいます。SAは大学での学びや生活をより円滑に行えるように親睦を深め、一人でも多くの友達を作ってほしいとの思いから知恵を絞ってきました。笹野惇輝君は「今回は一回生を楽しませる側として参加しました。僕がSAとして担当するゼミ生やそれ以外の学生とも楽しく体を動かせました。やりがいを感じることができましたし、みんなが笑顔になり僕も笑顔になれました」 岸田渚さんも「全ゼミが集まるのは春のキャンプ以来でとても楽しみでした。1回生はどの競技にも全力で取り組み、どうすれば勝てるかのアイデアも出すなど頼もしく感じました」と感じたそうです。
 国際コミュニケーション学部の特色の一つがこの上級生による新入生への自主的な働きかけです。決して教員や職員がお願いした訳ではありません。オープンキャンパスや新入生を迎えるキャンプなど様々な催しに参加し、自発的な話し合いを積み重ね様々な企画を発案しています。
谷岡光弥君は「1人1人の笑顔がとても良かったです。不安もありましたが大勢が参加し、SAという立場を少し忘れて私自身も楽しむことができました」、山崎真琴さんも「あまり会話する様子のなかった子たち同士が1位を目標に話しあい、仲良くなっていきました」とやりがいを語ってくれました。

 しかしSAはまだまだ満足していません。反省し改善すべき点があると冷静に分析したのは橋口渉さんです。「どのゼミも楽しそうで私自身も楽しむことが出来ました。しかし私たちSAの力不足もありますが、自分の所属するゼミの中だけで完結していたシーンも見受けられました。 二つのゼミの一緒にした合同チームでの対抗戦の方がより交流の機会が増えたのかもしれません。ゼミ内での仲はどんどん強くなっているのでまた一致団結して臨みたいと思います。」と指摘しました。

 上級生から新入生へ、国際コミュニケーション学部の学生たちの取り組みはこれからも続きます。