2016年度 フィリピン語学研修

2016年度は、国際コミュニケーション学部の学生、1回生と2回生、23人がフィリピン・セブ島のビサヤ大学で約1ヶ月間英語を学びました。今後研修への参加を検討しているみなさんに、参加した学生からのショートメッセージと簡単な研修の紹介をお届けします。
研修先:University of the Visayas ESL(ビサヤ大学内)フィリピンセブ島
研修期間: 2016 年8 月21 日(日)〜9 月17 日(土) 28 日間

2016年度国際コミュニケーション学部フィリピン研修紹介

ビサヤ大学ESLでの語学研修について、私たちがフィリピンで体験したことや生活、授業の様子、おすすめの観光地などを伝えたいと思います。少しでも参考になれば嬉しいです。

LESSON(授業)

 ビサヤ大学ESLの授業は1日8コマあり、マンツーマン(4コマ)、グループレッスン(4コマ)と構成されています。1コマ50分授業となっています。また、スペシャルクラスがあり、無料で2コマ追加することができます。かなり個性的な先生が多かったので、どの授業もすごく楽しかったです。
1to1
 1対1のマンツーマンレッスンは、学生1人1人に合ったレベルの教科書を使い授業を進めていきます。授業の50分間、英語で聞き取り、英語を話さないといけないので、リスニング、スピーキングがとても上がります。また、学生のペースにあわせて授業を進めてくれるので、質問も気軽にでき、分からないところは分かるまで違う言葉で言い換えたり、絵に描いてくれたりなど、丁寧に教えてくれます。そして、先生は私たちが何を言おうとしているのか一生懸命理解しようとしてくれます。授業のはじめに “What did you do yesterday?” ”Do you have any plan on this weekend?”などと質問されます。そこから先生の話を聞いたり、自分の話をしたりするので、マンツーマンの先生とはかなり仲良くなれます。学校終わりにご飯に誘ってくれたり、一緒に出かけたりしてくれました。

Group Lesson
 グループレッスンは最大10人までといった比較的少人数のクラスで授業が行われ、日本人だけでなく、違う国の人とも一緒に授業を受けます。そのため、フィリピン人以外とも国際交流ができます。授業は様々な種類があり、Speaking、Reading、Writing、Listeningなどの授業から、ビジネス英語、TOEIC対策、発音の練習などを学ぶことができます。クラスは初日に行われるテストによって、現地のマネージャーの方が組んでくれますが、受けたい授業や、レベルが合わなかったりすると、毎週金曜日に申請すると変更してもらうことができます。

 授業はプリントを使うことが多かったのでテキストはマンツーマンクラス以外に購入することはありませんでした。

DOMITORY(寮)

 寮は学校から徒歩5分ぐらいの距離にあります。門限があり、翌日に授業がある場合は午後11時、翌日が休日の場合は午前1時までです。事前に学校へ申請すれば週末に外泊でき、遠出ができます。
 寮の1階には食堂や売店、自習室などがあります。食事時間は決まっていますが、毎日3食を食べることができます。
 売店ではお菓子や、袋麺、ペンなどの文房具が売られています。売店の閉まる時間はまちまちです。

 自習室は24時間利用できます。各机に仕切りがあり、勉強がしやすい環境です。クーラーもあって快適です。
 2階より上には私たちが宿泊する部屋があります。各自の部屋は、ベッド、勉強机、クローゼットが人数分あり、クーラーと扇風機もついています。お風呂場はトイレと一緒になっていて湯船はなく、シャワーのみです。水圧は弱いです。
 部屋の掃除、洗濯の日は同じ日にあり、週に2回です。洗濯は乾燥までしてくれて畳まれて返ってきます。
 最後に、寮のWi-Fi環境ですが、天候や場所によってつながりやすい時とつながりにくい時があります。学校で有料のポケットWi-Fiをレンタルできるので借りることをお勧めします。

CLIMATE&TRAFFIC(気候&交通)

 セブ島の平均気温は27℃くらいです。季節は乾季(12月〜5月)と雨季(6月〜11月)しかなく、1年中、夏です。雨季には突然、スコールという強い雨が降るので、雨具は必須です。
 週末に遠出するときはタクシーをおすすめします。日本のタクシーよりも格安で、初乗りで40ペソ(約100円)でした。また、道が混雑しているときや夜になると追加料金が発生する場合があります。
 メーターのついていないタクシーや、目的地の伝わらない運転手だった場合はすぐに降りて違うタクシーに乗りましょう。お金を多めにとられる場合があります。 

 他にも、ジプニーと呼ばれているシャトルバスのようなものがあります。6ペソ(約15円)で利用できるので非常に安いです。ですが、夜は危険なのであまり乗らないようにしましょう。現地のスタッフと一緒に乗ることをお勧めします。ジプニーの番号によって目的地が違うので、きちんと調べてから利用しましょう。
 交通機関だけに限りませんが、支払いの際はできるだけ細かいお金を渡しましょう。おつりが返ってこないことがあります。両替の時に小さいお金にしてもらうか、大型ショッピングモールでお金をくずしておくと便利です。

SIGHTSEEING(観光)

週末にはセブ観光やリゾートライフが満喫できます。いろいろな場所がありますが、私たちが行った場所を少しご紹介します。

Be Resort
 マクタン島にあるBe Resortというホテルまではタクシーで約1時間かかりました。そこでは、施設内にあるプールとプライベートビーチを利用することができます。入場料に追加料金を支払えばランチもつけられます。
 ランチは数種類のメインから選べ、ドリンクも付いていて、飲料水が無料でした。ゆっくり寝転がれるようなスペースもあり、一日中遊ぶことができました。
Oslob(Whale shark tour)
 寮から車で3時間くらいのオスロブに行き、ジンベエザメと一緒に泳ぎました。海はとても透き通っており、ジンベエザメがより鮮明に見えました。水族館の中でジンベエザメと一緒に泳いでいるような近い距離で見ることができました。
 その後に、映画『アバター』のモデルになった滝を見に行き、スミロン島という小さな島にも足を運んでダイビングをしました。

Magellan’s Cross
 マゼランクロスは、マゼランがセブ島に訪れた際に建てたといわれる十字架(cross)で、サント・ニーニョ教会の前にあすにあります。天井には、当時の様子も描かれており、見る価値は十分にあります。

Sky Walk
 とにかく怖い気持ちが一番でした。日本ではこんな経験出来ないだろうなと思うほどのスリル感満載のアトラクションともいえるスカイウォークは、とても高いところを命綱一本で渡ります。他にもジップラインやエッジコースターというスリル満点のアトラクションがあるので、ぜひ挑戦してみて下さい。

Tops
 山頂にある展望台です。とても綺麗な、すてきな景色が楽しめます。屋台などもあり、フィリピンの焼き鳥を食べることもできます。入場料100ペソ(約250円)でした。

フィリピン留学を考えている人に少しでも私たちの体験が参考になり、フィリピンの魅力を感じてもらえれば幸いです。