流通学部のスポーツマネジメントコースでは、阪南大学全体で力を入れている「キャリアゼミ(産官学連携活動)※1」の一環で、2016年から兵庫県香美町でトレイルラン大会の運営などに携わってきました。
 その活動の成果を、2019年2月11日に大阪成蹊大学で開催された「リサーチ・カンファレンス2019(主催:日本スポーツ産業学会、公益財団法人笹川スポーツ財団)」で発表し、見事、3年生以下の部で奨励賞(第2位)を受賞しました。この研究発表会に参加した学生から当日の様子などを報告してもらいます。

井上 幸涼(流通学部3年生)

 午前中のシンポジウムでは、日本の今後の課題である「人口減少」や「健康寿命」についての改善策や、運動をすることで仕事の生産性が上がることを学ぶことができ、大変勉強になりました。午後からのリサーチ・カンファレンスでは、第1セッションで座長を務めさせて頂き、人前に立って、研究発表会を進行することの難しさや準備の大切さを学びました。
 自分たちの発表では「学生による自然の豊かな地域で行われるスポーツイベントの活性化:姫ボタル・瀞川平トレイルランの課題の検討※2」と題して、産官学の連携活動の成果を報告しました。ランナーへのアンケート調査、エイドの運営、プロモーション動画の作成の3つを基に研究を進め、来年度の課題の検討をしました。発表中は、他大学の先生や学生の前で少し緊張しましたが、何とか予定通り発表を終え、3年生以下の部で奨励賞(第2位)に表彰して頂きました。全国から優秀な学生が集まるレベルの高い研究発表会に参加してとても成長できたと実感しています。

花田 絹香(流通学部3年生)

 午前の部のシンポジウムでは、「観光」・「健康」・「環境」の3つをテーマにスポーツ振興についてお話がありました。これからの日本や大阪がどのように変化していくのかイメージしながら話を聞けたので、2020年の東京オリンピック後や2、30年先の事について考えるきっかけになりました。
 午後のリサーチ・カンファレンスでは、関西だけではなく全国からスポーツを全力で研究している学生達が集まり、興味深い発表をしてくれました。今まで知らなかった事や様々な考え方をたくさん学びとても有意義でした。そんな高レベルの中で、私達のチームは3年生以下の部で奨励賞を表彰して頂き、自分の研究※3や勉学に対するモチベーションが上がり、非常に良い経験になったと強く感じています。

※3.花田が編集した「第6回 姫ボタル瀞川平トレイルラン」のプロモーション動画はこちら!