流通学部の1年次クラス(プレゼミ)では、松原市の歴史や文化、地元産業についての理解を深め、課題を発見し、他の人々と協力して解決策を提案できる力を身につけるために、フィールドワーク「まつばらWalk」を実施しています。月曜2限目の鶴嶋・井上クラスでは、「河内鴨」のブランドをもつツムラ本店を訪問させていただきました。

かつて全国トップシェアを誇った大阪の合鴨ですが、現在では松原市内で飼育から合鴨肉の提供を唯一実施されているツムラ本店で、津村佳彦代表取締役社長から、河内鴨の歴史や育成の方法、経営戦略などについてお話を伺いました。安心・安全で、どこにも負けない良質な合鴨を提供するために、餌の選定、飼育方法など試行錯誤を続けながら、最高級ブランドとしての「河内鴨」をどのように確立されてきたのか、学生は真剣に社長のお話を伺いながら学ぶことができました。
フィールドワークで学んだ内容をもとにして、「合鴨を食材とした大学食堂の新メニューについて考えてみよう」という課題に取り組みました。グループに分かれて様々な意見を出し合い、上級生のスチューデント・アシスタントの援助を受けながら提案内容をまとめました。そして、他のクラスと合同でそれぞれの提案を発表するプレゼンテーション大会を実施しました。流通学部では、こうした取り組みを通して、1年次から思考力、判断力、表現力、コミュニケーション力を育成できる教育を実施しています。