阪南大学流通学部では、1年次生を対象に大学生活に必要なスキルを学ぶ初年次教育としてプレゼミという科目が開講されています。プレゼミでは授業の一環として、フィールド・リサーチの重要性の理解と手法の習得を目的に、松原市内でフィールド・リサーチ「まつばらWalk」を行っています。月曜クラスの桜田・大島ゼミは松原市北新町の「布忍(ぬのせ)神社」を訪問し、寺内宮司にお話を伺いました。布忍神社は阪南大学から徒歩25分の距離で、西除川沿い宮橋の西側に鎮座しています。
最初に境内を散策し、寺内宮司から布忍神社の創建の歴史や名称の由来、本殿・拝殿の特徴的な建築や社宝、人気の「恋みくじ」に関するお話を伺いました。布忍神社の恋みくじは、現代美術アーティストのイチハラヒロコ氏が制作したもので、その斬新さから一躍話題となっています。特にここ数年は、布忍神社の恋みくじがGoogleのテレビCM「アドバイスがほしい編」で起用され、さらにはSNSを通じて広く拡散されたこともあり、全国各地から多くの人が訪れているそうです。寺内宮司のお話を伺った後、学生の皆さんも恋みくじ引き、大いに盛り上がりました。

まつばらWalkの感想

伊藤大志さん

今回、プレゼミのまつばらWalkで布忍神社に訪れ、寺内宮司にお話を伺いました。布忍神社は、その昔、地域で流行していた疫病を治めるために、白い布を敷いて天美丘から祭神を迎え入れたことが由来だそうです。また、布忍神社の有名な「恋みくじ」も引くことができ、とても良い思い出となりました。中学途中にあるにもかかわらず、見落としがちでしたが、布忍神社のように地元の歴史を知ることも必要だと実感しました。

右近ななこさん

布忍神社にフィールド・リサーチに行きました。歴史のある神社で本殿は大阪府指定有形文化財にも登録されているそうです。そして、有名な恋みくじについてもお話を伺いました。この恋みくじは、ほとんどの人が吉凶に注目しがちですが、むしろ神様の言葉である内容をしっかり見て欲しいという想いからできたそうです。私自身もインパクトのある恋みくじを引き、そこに書かれていた言葉の真意を夢中になって考えました。とても楽しいフィールド・リサーチでした。

梅田栞さん

プレゼミのまつばらWalkで布忍神社に行きました。私は、イチハラヒロコさんの“恋みくじ”の存在は知っていたのですが、それが布忍神社にあることは知りませんでした。私は寺内宮司にお話を伺うことで、薬師如来という病気を治す仏様が祀られていることや、本殿の建築様式が珍しい“一間社流造檜皮葺(いっけんしゃながれづくりひわだぶき)」”であること、恋みくじを制作した経緯など、布忍神社の多くを知ることができました。初めてフィールド・リサーチを体験しましたが、想像以上に楽しく、勉強にもなったので、また皆で色々な所へ足を運びたいと思いました。ちなみに、私が引いた恋みくじには「速度おとせ」と書いてありましたので、焦らずゆっくりと大学生活を楽しみたいと思います!

小田佑歩さん

先日、プレゼミのフィールド・リサーチで「布忍神社」へ行きました。恋みくじで有名な布忍神社ですが、それ以外のことは何にも知らずこのフィールド・リサーチに参加しました。寺内宮司お話を伺った中で最も印象に残ったのは、やはりインパクトのある恋みくじについてでした。恋みくじを制作した経緯や有名になった理由など貴重なお話を伺うことができました。ちなみに、恋みくじが有名になった理由の1つがSNSですが、寺内宮司からSNSの素晴らしさと、その一方での怖さについてもお話を伺い、改めて自身もSNSの使い方について見直そうと思いました。布忍神社のことのみならず、私たちのためになる様々な教訓を教えてください、とても良い経験となりました。