清水ゼミではいくつかの企業等とテーマを設定し共同研究を行っています。今回は株式会社エイチ・アイ・エス大阪教育旅行営業所を訪問し、サポートをしてくださっている日高様に研究の中間報告をするとともに、今後の方向性について相談させていただきました。本年度の研究テーマは、旅行会社の地域創生事業についてです。以下、チームメンバーの淋さんからの報告です。

「株式会社エイチ・アイ・エス 研究内容のご相談を終えて」

清水ゼミ 3年生 淋 多佳蘭

 11月30日(火曜日)に、株式会社エイチ・アイ・エスの日高様に私たちの研究内容についてご相談をさせて頂きました。
 私たちは、エイチ・アイ・エスの地方創生事業の一環として東大阪市にある「布施商店街とその周辺地域の活性化」をテーマとして研究しています。この研究の背景には、旅行会社であるエイチ・アイ・エスが新型コロナウイルスの影響で主力とする旅行事業が困難であること、そして、東大阪市役所へのヒアリング調査で布施商店街にあるセカイホテルの活用を推進していることなどがあります。そこで私たちは、エイチ・アイ・エスが布施商店街やセカイホテルと共に地方創生事業を行うことについて、エイチ・アイ・エスの日高様からご意見を頂きました。
 ここで、お伺いしたご意見の一部をご紹介させて頂きます。「セカイホテルのSEKAIPASSをICカード化させてみてはどうか?」という意見がありました。SEKALPASSというのはセカイホテルと提携している布施商店街の店舗だけに使えるカードで、電子マネーなどの機能は付いていません。そのため、SEKAIPASSをICカード化させることで電子マネー化が進んでいる現代に合った新しい取り組みになるのではないかと考えられました。
 また、「SEKAIPASSを使った旅行プランを考えてみてはどうか?」という意見がありました。セカイホテルを活かして布施商店街を満喫した後にセカイホテルに泊まるといった宿泊付きのプランです。布施商店街の中にセカイホテルがあるため、時間を気にすることなく商店街を周遊できるというメリットとSEKAIPASSの活用で布施商店街がさらに経済的に活気づくのではないかというメリットが考えられました。また、エイチ・アイ・エスは旅行会社として専門的な知識を活かした旅行プランの企画を作成することができるのではないかと考えられました。これら以外にもたくさんのご意見を頂きましたが、割愛させて頂きます。
 私たちの研究はまだまだ内容が薄く、基礎研究も途中ではありますが、エイチ・アイ・エスの日高様から頂いた貴重なご意見を基に研究内容を深めていきたいと考えています。また、私たちの研究はエイチ・アイ・エス様をはじめとし、東大阪市役所の方々や布施商店街連絡会様、そしてセカイホテル様と共に研究させていただいています。多くの企業様にご協力を頂きながら、2月に行われる研究発表に向けて残りの期間も日々精進して参ります。
 最後になりましたが、貴重なお時間を割いてくださいました日高様、ご意見とご指導ありがとうございました。